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MONO考えHITO感じる 世界の音楽紹介ブログ

……Europe or Australia

Mina Okabe ため息を歌声に変えて デンマーク発シンガーソングライター

ふと、疲れたなと思ったときに聴こうとする音楽はそんなに多くないかもしれない。 自分のため息を肯定してくれるところから始まり、無理やり前を向かせるような情緒かき乱すようなサウンドもいただけない場合も多い。 その分、実際に聞き流しもでき、かつ自…

【ポーランド音楽】Kwiat Jabłoni ワルシャワ蜂起78周年を記念したアルバム『Free Hearts』を発売

ポーランドの姉弟フォークデュオ Kwiat Jabłoni クヴィアト・ヤブウォニ がポーランドのワルシャワ蜂起78周年を記念したアルバム『Free Hearts』を発表しました。 78周年というキリのいい年とは言えない年にこのアルバムを発表したのは、おそらくロシアのウ…

【夏歌】Penny Baltatzi ペニー・バルタッツィ/ギリシャのシンガーソングライターを聴きながら猛暑を乗り切る

夏になると決まって聞きたくなるのがバルカン~ボリウッド音楽。 なかでもギリシャポップスは自分のなかで外すことが出来ない夏定番ジャンルです。 マリナ・サティ、エレナ・パパーリズー、エレニ・フーレイラなど、個人的なお気に入り歌手も多数いるギリシ…

【Studio Accantus】ポーランド語で聴くミュージカル音楽。まずは歌詞から言葉にふれていくスタイル。

あまり私たち日本人には馴染みのない国、ポーランド。 けれど最近では、ウクライナ避難民の受け入れ先として真っ先に名前のあがる国となり、日本の報道でもよく耳にする国になりました。 それではその言語とは? 同じスラブ語圏としてウクライナ語とも近い(…

【 I AM NOT OK 】ウクライナ歌手が歌う、ウクライナの「今」

ロシア軍の侵攻から約一か月。 未だに戦争の出口が見えてこないことに胸を痛め報道を見つめる日々です。 そんな自分の生活もすっかり習慣化してしまいました。 けれど戦争を常態化してしまうのは非常に危険なことです。 それが当たり前になればなるほど、私…

世界の音楽を聴いてきたのは、世界の声を聞きたかったから。

2月24日。 この侵略が行われる前と後、 世界はめまぐるしく変わっているけれど、 私のなかの思考はそれまでとほぼ何も変わっておらず、 文化がもつ力、それが人々に与える影響、そしてその間に生まれる信頼関係に強い希望を抱き続けています。 もちろん信じ…

前回出した記事について

先日欧州音楽コンテストユーロビジョン2022における ウクライナのファイナリストに関する記事をブログにしました。 musiccloset.hatenablog.com その時は、予断を許さない状態のなか、 日常を営むウクライナの方たちの姿を少しでも知ることが必要なのではと…

ユーロビジョン2022 ウクライナ国内ファイナリストまとめ

各国、ユーロビジョン2022の国内代表選考が迫ってきています。 今回、ウクライナの国内代表選考がとてもユニークで興味深かったので、 現在の情勢とは関係なく、音楽に焦点をおいてご紹介したいと思います。 下の記事では色々と複雑な心境をまとめていますが…

イタリアの美声歌手 Benedetta Caretta ベネデッタ・カレッタ に地球ごと癒されたい

久しぶりに美声という美声を聞いたような気がする。 Benedetta Caretta ベネデッタ・カレッタ、このイタリアのシンガーソングライターの美声に今、私は癒されまくっています。 往年の名曲から最新のヒット曲までその美しい声で軽やかに歌っていて、 普段は「…

Jesse Cook ジェシー・クック 異国情緒あふれるフラメンコギターの魅力

いつの頃からでしょうか。 うだる夏の暑さのなか冷房もかけず、より熱さを感じる音楽を聴くようになりました。 とくに理由はないのだけど、たまに入ってくる微風の有難さも感じるし、思考回路が定まっていない中で聞こえる音色も単純に脳にとっては中毒性が…

【現代アイルランド音楽の魅力】アイリッシュミュージックから迸る、熱と冷えと哀しみと

夏が近づくと聞きたくなるアイリッシュ・ミュージック。 爽やかな音色は初夏にぴったりですよね。 また厳しくも苛烈な歴史を生きてきた彼らの重厚なサウンドは、雄大な自然のほかに見落としてはいけないこの国の本質を私たちに教えてくれます。 一方でクリエ…

Måneskin マネスキン ユーロビジョン2021で優勝したイタリアのロックバンド

ユーロビジョン2021で優勝を果たしたイタリアのロックバンド Måneskin マネスキン。 視聴者投票で一気に大逆転となりドラマチックな勝利を掴みました。 ロックバンド優勝は実に15年ぶり、そしてイタリアの優勝は31年ぶりとのこと。 今回はこの快挙を成し遂げ…

年に一度のヨーロッパ音楽の祭典 ユーロビジョン2021 まとめと感想

2021年5月オランダのロッテルダムにて、ヨーロッパにおける年に一度の音楽コンテストユーロビジョン2021が開催されました。 昨年は新型コロナウィルスの影響により開催が中止となってしまい、2年ぶりのこの舞台を待ち望んでいた方も多かったと思います。 今…

ヨーロッパの素朴で神秘的な民族音楽

民族音楽って近寄りがたい? おすすめの音楽 Luna Santa…スペイン語で活動するフォークデュオの新星 Tautumeitas…ラトビアの民族音楽を奏でる6人の美声 Tulia…ユーロビジョン選出のポーランドフォークグループ FAUN…歴史あるドイツのトラディショナルフォー…

ヨーロッパやアフリカで広まる!Jerusalema Dance Challenge で世界の今を見つめる

2020年の中頃からジワジワとムーヴメントになった曲があります。 それが “Jerusalema(Master KG Feat.Nomcebo)” です。 Master KG - Jerusalema [Feat. Nomcebo] (Official Music Video) 実際は2019年末にリリースされた曲ですが、翌年のコロナ禍のなか202…

【アルメニア音楽】アルメニアン女性アーティスト Sirusho シルショ

今年はよく【アルメニア】という国の名前を聞いた年でした。 ナゴルノ・カラバフ紛争は、改めて世界にアンテナを立てなければと感じたこともあり、自分にとっては今年聞いたなかで衝撃的なニュースだったし、レディ・ガガ「911」のPVもアルメニアの映画監督…

Sandro Cavazza サンドロ・カヴァッツァを聞きながら 現代のシンガーソングライターについて思うこと

米津玄師、藤井風、NakamuraEmi、iri など、最近は日本でも【次世代型シンガーソングライター】の躍進が顕著になってきました。 個人的なイメージなのは百も承知ですが、少し前までのシンガーソングライターといえば “ギター一本” “弾き語り上等” “本物なら…

【ポーランド音楽】注目の姉弟デュオ Kwiat Jabłoni クヴィアト・ヤブウォニ

日本にいるとあまり馴染みのないポーランド音楽。 ですが、実は彼らの音楽はとてもユニークで繊細で興味をひかれるものばかり。 今回は私の大好きなポーランド音楽の中から、とくに近年高い注目を浴びている姉弟デュオの Kwiat Jabłoni クヴィアト・ヤブウォ…

ロシアのポップレイヴバンド Little Big リトル・ビッグ

久しぶりに反応に困るバンドのご紹介です。 好き嫌い分かれるかと思いますが、賛否両論のアーティストに出会うことも音楽好きの醍醐味。こういうバンドを聞くたびウキウキしちゃう自分もいます。 ということで、今回は現在ロシアで大人気のレイヴバンド、Lit…

夏のおすすめはギリシャ音楽! こんなに踊れる 新星 MARINA SATTI マリナ・サティほか 人気歌手もご紹介

ギリシャ音楽が踊れるって知ってた? ギリシャ音楽といえば、ハリス・アレクシーウで時間がとまっていたわたしですが、久々に聞いてみて驚き。 そこにはただ踊れるだけでなく、ただエキゾチックしてるだけでもなく、洗練された音の数々が…!さすが東西交わる…

フランスの人気イケメン歌手 Julien Doré(ジュリアン・ドレ) シュールだけどかわいい その魅力とは

つい先日、あるひとつの疑問がとけました。 何かといいますと、ジャスティン・ビーバーとエド・シーランのコラボ曲「 I Don't Care 」のMV、わたし過去にどこかで見たことがあったような気がしていたんです。 Ed Sheeran & Justin Bieber - I Don't Care […

美しきオーストラリアの歌姫 Delta Goodrem(デルタ・グッドレム) がシンガーソングライターすぎてスゴイ。

今回ご紹介するのはオーストラリア人歌手 Delta Goodrem (デルタ・グッドレム)です。 この方とにかくパワーがある。 歌声はもちろん、そのオーラやパフォーマンス、彼女の生き様自体にものすごいパワーがあるんです。 さぁどんなパワフル姉ちゃんか!と思…

スウェーデンの海賊が歌う! Ye Banished Privateers イ・バニッシュト・プライバティーズ

今回ご紹介する音楽は Ye Banished Privateers(イ・バニッシュト・プライヴァティーズ)。 でへへ~、まじスカンジナビア!!! こんな感じですが、彼らは(一応)いい海賊たち。 FaceBook のフォロワー10000超えにこのMV作ってくれました~~~。知ってた…

WestLife (ウェストライフ)再結成 今振り返るおすすめ代表曲10選

ウェストライフ再結成にあたり、ワールドツアー「the twenty tour」が先月22日ベルファストを皮切りにスタートしています。 ライブの内容は20年分のヒットナンバーから構成されている模様。 残念ながら来日のアナウンスはされていませんが、日本のファンも…

ドイツラッパー CRO(クロー)に注目!ラップとヒップホップ、そしてドイツ語の相性を考えてみた。

言葉が分からない国のラップを聞く意味とはなんだろうか…。 そんな詮無きことを思いつつ、今日もひとり異国のラップを聞いています。 こんにちは。よあけのアラームです。 ということで、今回はドイツで人気のポップラッパー CRO(クロー)についておブログ…

Westlife (ウェストライフ)再結成 エド・シーラン提供のBetter Man(ベターマン)は「らしさ」全開のラブソング!

10連休。 何ならいつもより出勤数多いんですが、平成ありがとうよろしく令和。 こんにちは、よあけのアラームです。今回はそんな私と同様、いやそれ以上に激務に励んでいるであろう皆さんの心をいやしてくれるボーイズグループのご紹介です。 チャラチャラし…

Clannad (クラナド)を聞きながらイギリスとアイルランドについて思いをはせる

桜も散り、いよいよ大型連休が近づいてまいりました…。 皆さんは素敵なご予定があるんでしょうか? 私はとくにありませんので、通常通り音楽探しの旅へとフライトする予定です…。時間もお金もかからないし、体力温存できるし、めっちゃ自由行動だし、ああー…