10連休。
何ならいつもより出勤数多いんですが、平成ありがとうよろしく令和。
こんにちは、よあけのアラームです。今回はそんな私と同様、いやそれ以上に激務に励んでいるであろう皆さんの心をいやしてくれるボーイズグループのご紹介です。
チャラチャラしてないから男性陣にも是非聞いてほしい。
思わず二度見 WestLife Reunion の文字
以下、ある日のわたし。
音楽関係のネット記事をぼーっと見る。自分にとって気になる情報でもそうでないものでもとりあえず洋楽事情はおさえる。
そんないつも通り惰性たっぷりの休日を過ごしながらマウスをカチカチやっていたところ、突然飛び込んできた文字
いやー、わが目を疑った。
あまりに信じられなくて、脳が勝手に何か新しいインテリアのブランド記事だと変換したほど衝撃的だった。
「ま、まじで……?」
おそるおそるネット記事をスクロール。まだインテリア記事だという疑いは拭えないから…!!(←動揺で音楽サイトを開いてるということに気づいてない)
次に飛び込んだ文字は
“Ireland“
“Westlife announce their comeback”
思わず鳥肌たってしまったね。
本当だ。
本当に本当に、ウェストライフがかえってくるんだ………!!!!
優等生ボーイズバンド 世界のWestLife
Westlife - Swear It Again (Live from The O2)
で、ウェストライフって誰なの?という若い方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんので この動画を貼りつけました。
まぁまぁおじさんじゃん…と思われる方がいるかもしれません。
踊らんじゃん…と思われる方もいるかもしれません。
個性が見えないじゃん…とも思っちゃう方もいるかもしれません。
若々しくないと思うのもある意味当然。
彼らの活動歴は1998年~2012年という長い期間で、それはこの長期間に人気が衰えることがなかったという何よりの証。2012年なんてつい最近だし。
そして2018年10月に再結成というのだから活動してない時期の方が短い。むしろ、どれだけ復活が待ち望まれていたんだ…という感じです。
ウェストライフは、1990~2000年代初頭、まさにボーイズグループ全盛期の時代に登場したアイルランド発(ここが肝!)のボーイズグループ。日本でもBSB(バックストリートボーイズ)やNSYNC(インシンク)の二大巨頭が流行っていました。
メンバーはリードボーカルのシェーン(上の動画で右)、セカンドリードのマーク(左)、コーラス担当ニッキー(左から2番目)、同じくコーラス担当のキーアン(右から2番目)。2004年にメンバーの一人ブライアン・マックファーデンが脱退し、それ以降はこの4人で活動していました。BSBの前座などを経て、98年にオリジナルソング Swear It Again (スウェアーイットアゲイン)でデビューします。
そこからが凄かった。
このデビュー曲がいきなりUKチャートに1位でランクイン。
さらに「If I Let You Go」「Flying Without Wings」が連続で同チャート1位をマーク。ファーストアルバムも2位という驚異的なデビューでした。
それ以降も14曲ものUKナンバー1の曲を出し、この記録はイギリスではプレスリー、ビートルズに続いて史上3番目の大記録。
しかもUK史上7曲連続で1位を記録したのは、ウェストライフだけで、今でもこれは破られていません(すご……)。そのほかにも彼らが打ち出した記録は推挙に暇がありません。
日本はマーケティング的にどうしてもアメリカのヒットチャートにひきずられる傾向があります。
そのためか、個人的にはBSBやNSYNCが頻繁にメディアへ取り上げられていた印象があるんですが、世界のアメリカ圏外の地域(イギリス・ヨーロッパ・オーストラリア・アジア・アフリカ)では、それはそれはもうめちゃくちゃに絶大な人気を誇る
大・大・大スター
だったんですよ~。
メンバーの仲も大変良く、シェーンの奥さんはキーアンの従妹だったり、2004年の解散も円満だったりと、
世界的スーパースターには似つかわしくないほど、いい意味で落ち着いた大人のグループです。
甘い!歌が上手い!チャラくない!しかし黒い(服が)!
彼らの曲はとにかく甘いです。所謂ラブ・バラードがナンバーの大半を占めます。
Westlife - Us Against the World ((Video Reshoot)
個人的には甘いだけの曲ってあまり得意じゃないんですが、なぜかウェストライフはよく聞いていました。
おそらく甘さのなかに丁度いいキャッチーさと、それと馴染むに値する歌唱力の高さがあったからじゃないかなぁと。
そう、シェーンの歌唱力は本当にすごいですから!
数あるライブでもCD音源、いやそれ以上のパフォーマンスを見せてくれていつも驚かされていたんです。抜群の安定感。
そしてシェーンの声が甘すぎないというのもポイントでして。いつまでもどこか少年っぽいおちゃめな響きがあるんです。
やんちゃというかイノセントというか…。
セカンドリードのマークは激甘で王子様ボイスなんですが、その比率もシェーン6:マーク4、もしくはシェーン7:マーク3ぐらいのパート分けだからちょうどいいのかなぁ。
そして彼らはチャラくありません(笑)
いや、チャラいのも好きなんだけど、世界がそれだけのボーイズグループだったらつまらないでしょう!?(ヤケ)
彼らはそう簡単にハメをはずさない、いい感じで優等生バンドなんです。
これはアイルランドっていうお国柄も影響してるのかなー。
あんまりド派手にしたり奇をてらいすぎたりしない。ダーティーな部分というか、ワルい感じ、危険な感じがしない、というのが人気の要因の一つなのは確かです。
それでいて全部が全部王子様みたいにキラキラってわけでもない。でも顔は整ってる…という。
近所のイケメンのお兄さんって感じ?
でもそんなの今じゃ漫画でも絶滅危惧種だよね…。だから人気なのかも。
そして極め付けがこれ。
なぜかバリバリの黒革ジャン+グローブを身に着けながら甘~いラブバラードを歌いまくるという新境地。
いや~、黒い。なんでこんなに黒い?ってぐらい黒の着用率(とくにライブ)が高い。
このよく分からないセンスが妙にハマる、というのがウェストライフなんです。
ちなみに私の推しは、一番ホットなニッキー。
顔もいいんですが、それ以上に声がめちゃいいんですよね…。(あれだけシェーンの声を褒め称えて本音はこれ)
そんな彼でさえ、高校からおつきあいのあった彼女(元アイルランド首相のお嬢さん)とゴールイン。
浮いた話もなく今でも夫婦ラブラブなんで、まさに「彼氏にするならウェストライフ、結婚するのもウェストライフ」って感じでしょう。(彼の場合は舅が舅なんで、なかなかハメをはずすわけにはいかないってのもあるでしょうけれど…笑)
ファン感涙…!エド・シーラン提供の『Better Man』が安定のウェストライフワールドすぎる
さて。
ここまで異様に長くなりましたが、彼らのカムバックナンバー(実際は2曲目)がこちらです。
Westlife - Better Man
驚愕……。
ぜんぜん老け込んでないじゃん!っつーか、超イケオジになってる!!!!!!!
ラストのシェーンのいたずらもあの頃のままで、ほんと心があったかくなります……。体型や声も変わらないし、恐るべしアイルランドDNA……。
そして、ウェストライフ聞いてると毎日がクリスマスみたいなのよね。これもすごい。
曲の提供者。
これがまた泣けるんですが、アイルランド出身の世界的アーティスト、エド・シーランなのです。
エドはウェストライフの大ファンだったらしく(というか、アイルランドで好きじゃなかった人がいるのか疑問)、これまでも彼らのために書いた曲があったというから驚き。
いつか自分が売れてウェストライフに歌ってもらいたい、という思いがあったんでしょうか。
エド・シーランの音楽シーン台頭と入れ替わりで彼らは解散してしまったので、これはまさに粋な計らいです。
ウェストライフ側もカムバックナンバーがエド・シーランの楽曲なんて願ったり叶ったりでしょう!(笑)
ほんとにこれ以上ない最高のコラボレーション復帰。
また曲が、「エド、分かってんじゃーーーん!!!」
というような、ラブバラード。
でもちゃんとエドらしさもあって、世代を超えたこのグループの存在に思わず胸が熱くなってしまいました。
こうやって音楽やアーティストは心に残っていくし、時代に紡がれていくんだわね。
ちなみにウェストライフの曲で「 What Makes A Man 」というのがあるので、もしかしたらこの曲はエドなりのオマージュなのかもしれません。
Westlife - What Makes A Man (Official Video)
今後は9月にアルバムが発売されたり、ワールドツアー(アジアまでくる本気のワールドツアーです)もすでに組まれたりで、久しぶりにファンが忙しくなる予定(嬉しい!)。
残念ながら来日のアナウンスはないけれど、もしかしたらもしかしたらで追加ですべりこみがあるかもしれないので、まだまだ気が抜けません!!
ほかにもウェストライフについてはまだまだ語りないので、またいつか別の曲とメンバー個人の魅力をお伝えしたいと思います。
改めて振り返るとこの徹底された甘さ、すごいことだ。
ウェストライフってなんでこんなにあったかい伝説なんだろうな……。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
彼らの名曲・代表曲はこちらでまとめています。