Amber Mark アンバー・マーク を聞いていると、何の変哲もない、
むしろ散らかりきっている自分の部屋がいきなり居心地よくなるから不思議。
とくに2021年5月にお披露目されたばかりの『Worth It』は、オリジナルはもちろん、このRemix ver. がめちゃくちゃハイセンスで近頃よく聞いています。
これでまだ再生回数約6500回…なぜ?(2021.5.23現在)
R&B界をざわつかせたデビューから早5年がたち、音楽性もどんどんパワーアップしているのですが、なかなか爆発的な人気につながらないのが何とも歯がゆいところ。
ということで、今回は超実力派のR&Bシンガーであり、プロデューサーとしても異彩を放つ Amber Mark の魅力を深堀りしていきたいと思います。
Biography
Amber Mark はアメリカを拠点に活動するシンガーソングライター。
1993年生まれ。母親から与えられたギターを独学で習得。在学中は聖歌隊やスクールバンドなどに参加し音楽活動をスタートさせました。
2016年サウンドクラウドにてデビューシングル『S P A C E』をリリース。
これがもう完全に只者じゃない。将来どうなっちゃうの…という末恐ろしさ漂うナンバーなのです。
声はもう完成しているし、サウンドの爆発力といったらすごすぎて武者震いしてしまいます。
2017年にデビューアルバム『3.33am』をリリース。
自身の人生において「3」という数字との数奇な運命を感じ、このタイトルにしたそう。
実際、彼女の誕生日や家族の誕生日、そして音楽のきっかけをつくってくれた大切な母親が亡くなった日時にも「3」という数字が関係しており、
彼女の深い感受性を刺激することになった数字のようです。
ジャケットで彼女が身につけている時計は「3.33」を指しています。
同アルバム収録の『Monsoon』には母Miaの声も収録されています。
これまでにEP3枚をリリース。
Amberは美的センスにも確固たるものをもっていて、ジャケットの写真や自身のInstaglamでも美しい構図の写真が多くあります。
音楽はさることながら、久しぶりにジャケットにもお金を貢ぎたいな~と思わせてくれるアーティストなのです。
2018年には Chromeo クローメオ のアルバム『Head Over Heels』に参加。
このアルバムはグラミー賞「Best Engineered Album」にノミネートされ、
ボーカルだけではなくエンジニアとしても携さわったAmberにとって初のグラミーノミネートになりました。
Music おすすめ曲/代表曲
Amber Markの代表曲、とくにおすすめの曲をあげていきます。
R&B/HipHop/Soul/Bossanova が絶妙に絡み合う音楽の素晴らしさと同時に、そのPVの世界観にも注目です。
Lose My Cool
デビューアルバム『3.33am』から先行リリース。
まだ幼い面影も残しながら、玄人顔負けのサウンドと独創的な世界観に「本当にデビューしたて?」と思ってしまいます。
What If
クラシカルな冒頭からはじまり、70年代のファンクソウルのようなビートが心地いい一曲。
スローミディアムな曲調はどんなシチュエーションにも合いそう(筆者は昼寝用)。
彼女の曲全体的に言えることですが、高音を武器に曲を作っていないところに好感がもてます。
Mixer
このグルーヴが最高!ついでにPVでの衣装もめちゃくちゃかっこいい!
ジャストな丈とか微妙な色合いとか目が釘付けです。アフロくんのスタイルも最高!
サウンド含め、PVの細部にいたるまでAmberのハイセンスをまざまざと見せつけられる最高の曲です。
Featuring./etc.
Amber はなかなか癖の強いアーティストとも共演しています。
Wilma Archer/Dirty Projectors/Empress Of など、一体どんな音楽になるのか想像もつきませんでしたが、
どの曲も独創性が突き抜けていながら互いにしっかりマッチしていて、その素晴らしさには唸ってしまいました。
サウンドが超絶かっこいいにも関わらず、中身も名曲なのにやっぱり再生回数が…!
2020年には隔離期間においてCOVERED-19と題し、カバー曲による自己制作のPVをアップ。
心憎い演出でリスナーを楽しませてくれました。
シスコのヒット曲をカバー。
お手製のはずなのに配色から見えるハイセンスが隠しきれてませんね(笑)。
彼女のアーティストとして「見せる」ことに貪欲な姿勢がビシビシ伝わってきます。
あとがき
とにかく Amber Mark の音楽は気分をあげてくれるし、流し聞きしていても耳に障ることのない、とてもバランスのよい音楽だと思います。
ヴィンテージライクな雰囲気もあるので、老若男女なかなかハイR&Bを聞かない方にもとてもオススメです。
アーティストとしての矜持がしっかりあるからか、なかなか私生活などの詳細な情報はあがりにくいようですが、
彼女の音楽(もしくはフューチャリング作品)を聞いているだけで、何となく目指す方向性や「これからも信じて聞き続けるぞ」
と、勝手に安心感を抱いてしまう。
そんな確固たる信念も感じられたりするのが実に気持ちのいいアーティストです。
オシャレな気分で自分をアゲたいとき、どうぞ
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
今後も色々な音楽を聞いてブログに書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂けたら嬉しいです!
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