中東ポップス市場でも特に存在感を放つのが ターキッシュポップ。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、トップアーティストとなると新曲をアップしてから数日のうちに、余裕で2000~3000万以上の再生回数を叩きだすアーティストも少なくありません。
筆者お気に入りのターキッシュアーティスト Edis エディス もそんな人気アーティストの一人。
♬ Olmamis Mi?
この曲、一世代前のK-popのようなサウンドで程よい癖がたまらない…
イギリスのロンドン生まれ、トルコのイズミルで育ったエディス。
2011年~2012年にドラマ出演で役者業を経験後、マネージャーからの提案でアルバム制作を開始します。
2014年リリースのシングル『Benim Ol』が大ヒットし、Türkçeトップ20にて2位にランクイン。
続く『Dudak』『ÇokÇok』も2位にランクインと好調、『Roman』ではランキング1位に上り詰めました。
♬ ÇokÇok
一度聴いたら忘れられない独特のメインフレーズ。ちなみに“ÇokÇok”とは日本語の「とても」だそうです。
♬ Yalan
かなり好みが分かれることは百も承知だけど、筆者はめちゃくちゃ好きでたまらない曲。
最初はありがちな中東EDMか~とスルーしそうになるけど、間奏パートのコーラスとチープなビートの邂逅がだんだん癖になって、2フレーズ目を心待ちにしてる自分がいます。夏のドライブに最適だな~(?)
彼の曲は批評家の間でも定評があり、これまでにいくつもの音楽賞を受賞しています。
古典的なトルコサウンド(もしくはメインフレーズ)を多用しながら、少年のような顔で軽やかにポップス道を進む様は、確かに見ていて小気味いいものがありますよね。
90年代欧米ポップス(ブリトニー・スピアーズ、ジャスティン・ティンバーレイク)などを聞いて育ったとのことですが、
とくにスティングの『Desert Rose』を聞いて、東洋と西洋の融合を自らのサウンドでも試みるようになったとのこと。
トルコポップスの帝王と言えば Tarkan タルカンですが、御多分に漏れずエディスも彼の影響を受けて育ったようです。
そんなエディスですが、現在はコラボ作品にも力を入れており、それらの曲による成功も目立ちます。
昨年はトルコポップ界でも屈指の人気と実力をもつアーティスト、Gülşen ギュルシェンとの共演を果たして話題となりました。筆者も未だによく聞いてます。
♬ Nirvana - Gulsen & Edis
たぶん初めて金髪にしたかな?突然のエミネム化に一瞬私はザワついた…。
それにしてもギュルシェン姐さんのシンプルな衣装ながら只者ではないセクシーなオーラ、かっこよすぎ!エディスのあどけない青さと大人の余裕のギュルシェンのコントラストも微笑ましい♡
♬ Kainat - Edis & Anil Piyanci & Ekin Beril
ラッパーのアニル・ピヤンシと 新進気鋭のシンガーソングライターエキン・ベルリと共演。
エディスにしてはめずらしく夏っぽいサウンドでちょっと新鮮。スポンサーの意向にしっかり答えた感じなのでしょうか(笑)
感じ方は人それぞれですが、私は昔からデフォルトに思い切り振ったような中東ポップスが大好きで、その中でもさらに輪をかけて【癖】を出してくるエディスの曲にはとても興味を惹かれます。
今後はドラマティックなサウンドも多用すると、西にも東にもウケがいいんじゃないかな。壮大なバラードも聞いてみたい。
これからも独自の世界観で多くのアーティストから刺激を受け、ゆくゆくはタルカンを継承するような、中東を代表するアーティストになってほしいと思っています。
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
今後も色々な音楽を聞いてブログに書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂けたら嬉しいです!
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