今回は、2022年の夏によく聴いた曲をご紹介します。
日中のドライブで聴きたい曲、猛暑に聴きたい曲、ひぐらしの声が響く夕景と共に聴きたい曲、沈みこむような夜更けに聴きたい曲…
色々な表情を見せるサマーシーズンに合わせて選んでみました。
諸事情でなかなかきちんとした記事をまとめられずこんな形となっていますが、誰かのプレイリストを覗き見する感覚で、さら~っと流し読みして頂けたら幸いです。
- Ariana Grande-Into You
- Girls Generation-PARTY
- The Petersens - Summer Wind( Frank Sinatra cover)
- Helena Legend,Kirstin-Does Of You
- Naika-Ma Cheri
- R+…feat.meiyo -しよっか。
- 久石譲-アシタカとサン
Ariana Grande-Into You
私のなかで
車内で流すと近所に買い物に行く道中も、まるでマイアミビーチでBBQする予定があるかのように錯覚できる。イチャイチャじゃれてるPVも嫌いじゃないです(笑)
三枚目のアルバム『Dangerous Woman』収録。
過去作二枚に比べると失速した感は否めなかったけれど、私はこのアルバムや前作の『My Everything』の方向性も好きでした。
ジャケットのバニーマスクが彼女のアイコンになったこともあり、このアルバムは初期アリアナの集大成の作品のようにも感じています。
2017年ロンドン爆破事件後にリリースした次作『Sweetener』以降は、完全に“アーティスト・アリアナ”に変貌を遂げた(と思ってる)ので、今ではこの大衆性味のあるサウンドを懐かしく思ったり。
Girls Generation-PARTY
さすがに今年は聴いた(SNSDはこの夏デビュー15周年でカムバしました)。
当時、久々に純度100%のキュートな曲だったので印象的でした(それがジェシカ脱退の傷をさらにエグってくるんですが…)
いつ見ても全員のビジュアルが最高で、曲を聞いているのかPVを見てるのか分からなくなるかわいさ。とくにレッドヘアーのソニが眩しい!
たまには何の捻りもないまっすぐな夏歌もいいものです。
The Petersens - Summer Wind( Frank Sinatra cover)
ミズーリからあたたかなブルーグラスサウンドを届けるファミリーバンド、The Petersens(ザ・ピーターセンズ)。
定期的に地元のショーやオンラインライブを開催していますが、今回はシナトラの『サマーウィンド』のカバーをドブロ担当のエメットがリードするというレア回です。
オリジナルの朗々としたどこか色気漂う雰囲気も良いけど、この朴訥とした温かみのあるバージョンもすごく良い。さすがピーターセンズです。
演奏レベルや和気あいあいとした雰囲気など、私も大好きなバンド。衣装や舞台もまさに私たちが思い描く「中西部」で、聴いている間はしばしアメリカの自由な空を見上げているような気分がしてきます。
長女ケイティ(フィドル担当)が作るオリジナルソングもすごく良い。
このファミリーバンドの魅力は尽きることがないので、ぜひカントリーやブルーグラスに興味がある方はチェックされることを勧めます!是非多くの方に知ってほしい!
こちらの記事ではピーターセンズの魅力をより深堀りしておりますので、気になった方はご覧になってみてください。
Helena Legend,Kirstin-Does Of You
PENTATONIXのメンバーKirstin MaldonadoとDJ/プロデューサーのHelena Legendとのコラボ曲。
ペンタトニックスではなかなか聞けないDJミックスのサウンドがいい感じ。
カースティンの声は南部特有の柔らかさもありながら、こういうシンセサウンドとも相性が良く、様々な曲に瞬時に表情をつけてくれます。
ミュージカルボーカルもポップスもフォークもオペラにも合うカースティンの声質、本当に稀有な存在だと思う。
ヘレナ・レジェンドは2016年に大阪のOWL OSAKAでもギグをこなし、ワールドワイドに活躍する女性DJです。
程よくキャッチーで尚且つ洗練されたサウンドなので、普段クラブサウンドを聴かない人にも聞きやすいと思う。
Naika-Ma Cheri
Naikaはマイアミ出身のシンガーソングライター。ハイチとフランスのミックスです。
情熱的でありながらどこか感傷的な曲を得意とするNaikaは、夏の深夜に物思いにふけながら聞くのがぴったり。
この曲はラテンスパニッシュを軸にしていますがもっと軽やかな曲もあり、人を選ばないライティングの才能もあります。
様々な曲を歌いこなすなか、無視できない存在感を放つのが彼女の声。
声自体に深みがあるのは勿論、一方でどこか儚な気な雰囲気もあり、彼女が一節歌うだけで曲に対する説得力が出るのが凄い。
どことなく深淵を見つめているような…、ラナデル・レイの音楽観が好きな方には季節問わずおすすめの歌手です。
R+…feat.meiyo -しよっか。
最近激推しのミュージシャン、R+…さん。
まだまだ謎が多い歌い手さんですが、そこがいい。どの楽曲も聴き心地がよく、影がありながら優しい響きが残る歌声も最高です。
曲は昨年『なにやってもうまくいかない』がバズりまくったmeiyoさん。私も年末聞きまくってました。
だからこそ、今回の曲にはびっくり!甘くて気だるい曲もお手のものなのかぁ~!
夏の夜長、何をするでもなくビール片手にウダウダしたり、眠れない時の深夜コンビニへの散歩なんかにも合いそうです。
久石譲-アシタカとサン
夏は朝が一番涼しい(最近ではそんな朝も少なくなったけど…)。
朝露のように瑞々しい涼を味わうなら、映画『もののけ姫』から「アシタカとサン」がぴったりです。
何を隠そう私はこの曲が大好きで、子ども時代にはこれを聞いてラジオ体操へ行ってました。住宅街から聞こえる朝食を準備する食器の擦れる音とともに、夏の朝の心象風景になっている曲です。
久石さんは「夏」を音楽にするのがとてもお上手ですよね。冬というより夏の作曲家という印象が強い。
夏の山や小川。蝉や蜩の声。
都会に暮らしていたとしても、実際には行ったことがなかったとしても、夏を思い出す心象風景のようなものはたくさんあります。
その朧気な輪郭や言葉にしづらい郷愁を、久石さんの音楽は情感たっぷりに、でもトーンを抑えて私たちに思い出させてくれるような気がします。
ジブリでは『耳をすませば』より「丘の町」なんかも夏の朝にぴったり。
暑くても寝ざめの良い朝にしたいものですね。
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そろそろ今年の夏も終わりに近づいています。
最近では危険な暑さや自然災害など、夏本来の美しさや楽しみを感じる余裕がなくなってしまいました。
けれど音楽から感じる「夏の情景」は昔と変わらず色とりどりでエネルギッシュで、命に対する憧れのようなものが詰まっているとさえ感じています。
少しだけ涼しさを感じる早朝。
熱中症を心配せずに遊べる浜辺。
また素麺?と言える食卓。
ビール欲しさにふらっと出かける深夜コンビニ。
そんな何気ない夏の光景がいつかフィクションになってしまわないよう、私たちに出来ることは少ないけれど、もっと自分たちの「夏を守る」ことが出来たらいい。
そんなことも考えた、2022年夏によく聴いた音楽たちでした。
皆さんの夏歌&夏プレイリストはありますか?良かったら教えてくださいませ。
夏、大好きだーーー!!!
▶そのほか夏におすすめの音楽記事はこちらをどうそ
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
今後も色々な音楽を聞いてブログに書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂けたら嬉しいです!
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