はてなブログ今週のお題が「夏を感じる歌」ということだったので、さっそく。
夏と一言でいってもパーティー系だったり、うだった夏の夜だったり、初秋めいた涼しい感じだったりもするので、同じ傾向の曲ばかりではなくなったかも。
今年はおもいっきり夏を楽しむことは難しいので、せめて音楽と妄想で満喫したいものであります!
Nicki Minaj - Super Bass
個人的にダントツのサマーソングがこれ。
2011年リリース。ニッキーの代表曲でもありますね。
HipHopポップとして、めちゃくちゃバランスがいい。女性ラッパーの強みが存分に出ている傑作だと思います。
記憶が定かではないけれど、先行してトロピカルサウンドをちりばめているのも軽やかでいいですよね。
シンプルなんだけどまったく古さを感じないPVもおしゃれ。(唯一あげるとすると、今だったらピンクヘアーのボリュームは間違いなく3段階あげていただろう…)
最近はセクシーさばかりが注目されがちだけど、楽曲に死角もないのが彼女のすごいところ。
とくにこれはサウンド面がめちゃくちゃクールで未だにお気に入り。
ギターパートの渋さとビートの野性味、ニッキーのラップパートと歌唱パートのコントラストなど、楽曲の構成がすごくしっかりして骨太なサウンド。
これからもしなやかに(時にしたたかに)ヒップホップの世界を牽引していってほしいアーティストです。
CNCO, Little Mix - Reggaetón Lento
これはもう致し方ないね…
天下のデスパシートと迷ったけど、共演の豪華さでこっちを推してしまいました。
曲の掴みは勿論だけど、とにかくリトル・ミックス側のメイクが限りなく理想型。
四者四様のコンセプトも完璧だし、肌にそったドレスのテーマカラーも素敵すぎる。
とくにリー・アンが本当に美しい……。ポニテを流すとこ何度でも見れる。美しい……。
スッピンは未だに童顔でキュートなのに、このセクシーな演出を完璧に纏えるのもすごい。ああ、美しい…。
というか、このPVの名義はリトル・ミックス側なのか……
CNCOではジョエルが好きです。
DAVID CALZADO y su CHARANGA HABANERA Arriba De Lo Mal Hecho
個人的にキューバンサルサを聞かずして夏はこないし去りもしない。
CNCOでレゲトンを推しておきながらなんですが、どちらかというとサルサやルンバ、ティンバの方をよく聞きます。
とくに軽やかなピアノの音色がたまらない。木管のように縦横無尽のビートを刻む音色は、まさにピアノがメロディー、ベース、ビートを奏でる万能な楽器であることを思い出させてくれます。
ご紹介した ダビ・カルサード・イ・ス・チャランガ・アバネーラ 。
何とも長いグループ名ですが、「ダビ・カルサードがリーダー兼プロデュースで率いている、チャランガ・アバネーラ 」的な意味合い。
グループの歴史は古く、1988年に卒業間近のキューバ学生によって結成された営業演奏がはじまり。
チャランガと呼ばれるキューバダンスの要素を取り入れ、スティービー・ワンダー、レイ・チャールズ、フランク・シナトラ、バリー・ホワイトなどの超大物アーティストとともにステージに立つ人気グループになります。
その後、現代音楽を取り込み、ボーイズグループとして進化の“”底上げ”を行ったのがサウンドプロデューサーの DAVID CALZADO (ダビ・カルサード)です。
彼のプロデュースは見事成功。
ポップス感覚で気軽に上質なキューバサウンドを聞けるのがうれしいですね。
土地柄ゆえ乾いたサウンドなので、蒸し蒸ししてうだるような暑さの日におすすめです。
NDPC - Langsam (feat. Maronne)
イタリアの EDM パフォーマー NDPC。(ボーカルはゲスト出演)
2016年アムステルダムで行われたEDM業界最大のイベント、ADE(Amsterdam Dance Event)で『DayLight』をパフォーマンスして以来、ジワジワとヨーロッパで人気に。
現在は Nicholas De Biasio 単体名義っぽいですが、この頃は二人組でした。
この曲はイタリアの iTunes ダンスチャートTOP5にランクイン。ほどよいキャッチーさと清涼感がうけたようです。
どちらの曲もEDMのパンチ力は抑え気味なものの、しっかりとのれるサウンドでたゆたっているところがお気に入りです。
家にこもりつつ、お気に入りのドリンク(アルコールともいう)を片手にこの曲を聞きながら涼んでいます。
Sabrina Claudio - Confidently Lost
R&Bの大本命サブリナ・クラウディオ。2016年リリースのこの曲で大きな注目を浴びました。
これまでにEP含むアルバムを4枚リリース。
スロウでメロウ、そして沈み込むようなディープすぎるサウンドが心地いい。さらには少し舌足らずでマイルドな声にリラックス効果は抜群。
一方のサウンド面では、ジョルジャ・スミスやクロイ&ハリーのような独創的で懐の深い部分もあり聞き手を飽きさせません。
休みの日の午後、冷房がほどよく聞いた部屋でこの曲を聞きながら寝るのもよし、暑さのなかうなだれながら一息つくのもよし。
まだ若いのに上品なセクシーさも兼ね備えていて、同性ながら惚れぼれしてしまう憧れの女性です。
Como Amigo Si, Como Amante No-Nino Segarra
人生のうち、何度聞いたことだろうか…
最初から最後まで徹頭徹尾、すべてがパーフェクト。わたしのサルサ・ロマンティカへの憧れがここに詰まっています。
歌謡曲然とはじまっておきながら冒頭のトランペットでもっていかれ、空想のカリブ海に酔いしれていると、セガーラの美声でさらに紺碧の波へと召されそうに……
テンポも遅すぎず早すぎず、音の過不足もない。
軽やかに、しなやかに、ゆうゆうと。そのナチュラルさが、ふと笑顔にしてくれる。この曲を聞くたびに音楽を好きになって良かったなぁ……と喜びを噛みしめたりしています。
2012年リリースの30周年アルバムも素晴らしい作品。
気になる方は、ぜひロマンチックなサルサの魅力に触れてみてくださいませ~
Matador -The Buttertones
PVはまったく夏っぽくなくてすみませ……
夏といえばサーフロック。なかでもこのバンドはかなりオススメ。
アメリカロサンゼルスにて2011年に結成。
主にドゥーワップ/サーフミュージック/ガレージロック/パンクロックが主軸。
これまでにEP1枚、アルバム5枚をリリースしており、2020年には最新アルバム『Jazzhound』をリリースしたばかりです。
ちょっとばかりストロークスを臭わせるサウンドも○。(そもそもボーカルの声が似てるし…)
柴草玲-川辺
基本に忠実なアレンジでありながら、情景の一瞬一瞬をメロディーにとじこめるのが実にお見事。
――川下で 突然 あがる 花火と歓声
この一節の歌詞とメロディーだけで主人公の気持ちが「ドドンッ」と花火のごとく聞き手に響いてくるのが、いつ聞いても快感。
曲の閉じ方が
――これからも 好きでいます
っていうのも強い。ただただ強い。
チカブーンというバンドのキーボード奏者出身ということもあり、音楽的な引出しの多さも魅力のシンガーソングライター。
清廉なようで、どこか歪で不安定な楽曲も多く、そのくらっとする眩暈のような感覚が癖になります。
この曲も、暑さのなかの蜃気楼や立ちくらみのように不確かな美しさがあり、わたしのなかで歌詞以上に「夏」を感じさせたのかもしれません。
アルバム『うつせみソナタ』収録。
楽曲提供のなかでは Cocco の「強く儚い者たち」が有名。
宝島
今年は甲子園もお休みだもんね…
悲しいけど、これと「アフリカン・シンフォニー」を聞いてやり過ごす…!!
『宝島』は数ある吹部メジャー曲のなかでも大・大・大好きな曲。
爽やかさにおいてこれ程優秀な楽曲があろうか。前向きで、優しくて、ちょっとほろ苦いメロディー。まさに青春。
そしてエコーのごとくほのかに響くホルンパートが素敵すぎる。残響処理はホルンに任せておけば何とかなるから…!
いつかは晴れ渡る青空の下、入道雲を見て夕立を心配したりしながら思いっきり球児たちを応援したい!!
桐蔭のユーアースラッガーだって甲子園で聞きたい!!
いかがでしたか?
世界の音楽も含めて、夏を感じる歌(曲)をあげてみました。
音楽の力でみんながこの状況を乗り越えて、いつか夏フェスにダンスパーティーなど思いっきり……
うん、それはもう思いっきり!夏を!!満喫できる日が訪れますように!!!