完全に素で忘れていましたが、今年も恒例となりました【上半期で聴いてきた音楽】をまとめていきたいと思います。
そしてなぜだか分かりませんが、夏の熱さを全身で浴びたかのような爆音曲ばかりが集まってしまいました!このブログでこの比率はだいぶめずらしいので、この記事の音楽をとおして気分をブチ上げて頂けたら嬉しいです。
半分は自分用に書いているようなものなので雑記のような形ですが、それでもいいよという方はどうぞおつきあいくださーい!
- Super Mario Bros Soundtrack By Brian Tyler
- Welcome to The DCC‐ Nothing But Thieves
- GRL GVNG - XG
- HOPE-NF
- SWINE‐Demi Lovato
- PSYCHO - HAKOS BAELS
- 徒花ネクロマンシー - フランシュシュ
- TUCUTUM ‐ MARINA SATTI
- Den Blomstertid Nu Kommer ‐ BJOERN
- アワーツリー - さくらみこ
Super Mario Bros Soundtrack By Brian Tyler
最高of最高。
最of高。
SAIKOOOOOOOOOOOLLLLLLLLL!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最初ブライアン・タイラーだと知らずに見に行ってしまい、一発目の曲で「…これ絶対そうだ!!」とテンションブチ上げになってからは、映画のテンション同様、最初から最後まで最高のエンタメに酔いしれた1時間30分でした。
彼の音楽はすぐに映画を立体にするんです。聴いた瞬間、音が縦に伸びる伸びる。
なぜかというと映画音楽ではちょっと類を見ないぐらい、ビート重視の音楽が得意だからなんですよね。
彼自身もドラマーなので、ベースパートのハメ具合が上手い。ベース&リズムありきなので、その規則の上で音が自由に乱立できる。だから必ずと言っていいほど、彼の音楽は流れっぱなしの平面にはならないんです。変拍子も多用し、音にフックをかけるのも特徴。
元は平面(二次元コンピューター)から生まれたマリオの3D映画でそれをやるの、ちょっとエモすぎない?ブライアンに音楽依頼したイルミネーションスタッフ、まじ有能。
ブラスバンド好きな人は彼の音楽、大好きになると思う。オーケストラを使ったブラスバンドのイリュージョニストだと私は勝手に思ってる。
そして映画も最高だった。
こんなに純度100%で楽しめた映画、ちょっと記憶にないぐらい本当に全てが最高だった。しっかり泣けもした。
マリオの生みの親、宮本さん然り、全ての任天堂スタッフとプレイヤー、そしてイルミネーション制作陣に感謝。本当にありがとう。本当に本当にありがとう………!!!!!
Welcome to The DCC‐ Nothing But Thieves
もはやNBTの曲なら何を聴いても刺さる身体になってしまった。
もちろんこれは褒め言葉で、デビュー以来本当に彼らの音楽には駄作がない。どんなジャンルになってもその解釈が別バンドに似ているかもと思っても、それは完全にNBTの音楽として私の耳に振り分けられるようになったみたいだ。
コナーの唯一無二のボーカルはもちろん、彼ら自身のインタビューから垣間見える“地に足をつけてカオスを見る視線”が私は好きなのかもしれない。
彼ら自身はまっとうで、素朴で、奥ゆかしいのかもしれないけど、その目はどんなカオスからも視線をはずすことがないし、どんな状態のものでも歌うことが出来る。
そんな異空間のストーリーテラーみたいに変化する姿が彼らの才能なんじゃないかと思う今日この頃。
この距離で曲を作り歌う人、私は好きなんダス……。
GRL GVNG - XG
XGが日本発の大型ガールズグループとして、とんでもないダンス&ボーカルスキルのトレイラーで見せつけたのが約一年前。
見たときは、“実力は文句なしにモンスターだけど本当に売れるのかな…”と杞憂を抱いてしまった(何様)のですが、サイモン氏の手腕によって日に日に大きなムーブメントになってますね。
これまで実力と認知が比例しない不遇のグループをいくつか見送ってきたので、今回ばかりは彼女たちに一花咲かせてほしいな~と応援してます。
HOPE-NF
こんなにシンプルなリリックで、こんなに熱いラップ歌えるって凄い。
ちょっとしたヒーローも口をつぐんでしまいそうなパワーと説得力。それをドラマティカルなサウンドで聴かせるバランス感もすごいな~。エミネムの影響を多分に受けていると公言しているのも、どうしても好意的に見てしまう(分かりみ…)。
とくに “Thirty years of…”のたたみかけはミサ曲の詠唱に聞こえるぐらい神々しかった。クリスチャン・ヒップホップの下地を崩さず、でも決してクリスチャンオンリーに曲を作ろうとはしないところが、NFのかっこいいところ。ほんと、全人類に刺さる音楽。
こういう人たちの音楽を聴いていつも思うのは、声を上げる人が強い世の中じゃなくて、強い意志をもった人の声に耳を傾ける世の中になってほしいってこと。
いくら「声が100でも思いは1」の人よりも、声はか細くても100の信念をもった人の声を聴いてみたいと思う。
SWINE‐Demi Lovato
デミのファンはずっとこういうの待ってたと思う(私です)。
ざっくりポップ枠で括られていても、その声質はどうしてもロックに適していたりソウルフルだったりするアーティストっているもので…。
マイリ―・サイラス→オールドロック、エリー・ゴールディング→ソウルポップ、ケイティー・ペリー→アメリカンクラシカルとか、一枚だけでもそういったコンセプトアルバムを聴きたいな~と思っちゃう。
最近では自身のヒット曲をロックの解釈で再編成する試みが興味深いデミ。
大ヒット曲“Sorry Not Sorry”のロックバージョンも爽やかで良かった!
PSYCHO - HAKOS BAELS
中二病ソングイヤー of 2023 大賞受賞(そんなものはない)。
でもさ、中二曲を歌うのってけっこうパワー使うからね…ハコ太郎すごい歌唱力だよ。
ホロライブイングリッシュのメンバー、ハコス・ベールズは、日本語ペラペラのバイリンガルVtuber。こんなにかわいくてちっこいのに、歌うと咆哮を聞かせにくるカオス神担当のねずみです。
アメリカのライブにて。踊りも綺麗…!でもラストで目がガン決まりなの笑う。
徒花ネクロマンシー - フランシュシュ
注意!微ホラー&グロ映像入ります
電波な第一印象で敬遠することなかれ。
この曲のコーラスワーク全編とおしてとんでもなくない!!?かっこよすぎないか!?
数年前に放映されたゾンビにアイドルをやらせるというイッチャてる(褒め言葉)『ゾンビランドサガ』テーマ曲。これを自らの故郷の販促にするとは佐賀県の罪は重い(褒めてます)。
たぶん今後見ると思うけど、これは是非リアタイしたかったな~。
ほとんど5度で進行していくコーラスが、戦隊節とアイドル節にこれ以上ないほどマッチしてる。架け橋になってる。ラストの男性コーラスもいい!
この曲を教えてくれたホロライブのポルカには感謝してもしきれない。
一瞬浮いて聞こえるみこちの声の素晴らしさよ……(電波はお前だよ)
TUCUTUM ‐ MARINA SATTI
大好きなギリシャシンガーのマリナ・サティの新曲。
この人は地中海の神秘をコーラスに載せるのが本当にうまくて、この曲も2:00~の間奏で響きわたるコーラスパートがすごく魅力的。
このコーラスを境目に前半と後半の同じフレーズがまったく違う表情で聞こえるのも不思議。
古典ギリシャ音楽をコーラスを中心に現代的な解釈でアップデートしている新進気鋭の若手ミュージシャンなので、ずっと追って応援しています。
夏のうだるような暑さにもピッタリです。
Den Blomstertid Nu Kommer ‐ BJOERN
スウェーデンからフィンランドの地域に古くから伝わる民謡曲。これまでとうって変わり、爽やかな夏の日差しと涼しげな川音が聞こえてきそうなみずみずしい音楽です。
ゲーム『Bramble The Mountain King』主題歌。
注意!探索ホラーゲーム&グロ表現あり
こういう出会いがあるからゲームをやっていても気は抜けない。
この地域では有名な曲(夏休みに入る前の学校でみんなで歌うらしい←すごく想像しやすくていいエピソード)らしいけど、このゲームを見てなければたぶんずっと聴く機会はなかったと思う。
この曲が流れてきたときは思わず手をとめ、しばし聞き入っちゃったもんな。音楽は全編とおして素晴らしく、古代の妖精世界を描いたグラフィックも恐ろしくも美麗です。
ここ数年でも印象深いゲーム音楽になりました。
アワーツリー - さくらみこ
これをトリにするところが私の現状を物語っていますね…(スンッ…)
ホロライブの激推しアイドル、さくらみこのデビュー5周年記念の新曲です。作詞もみこち。
いつもは大爆笑のポンコツを奇跡レベルで巻き起こすみこちですが、私が彼女を好きな理由の一つに“Vでは稀にみるクリエイティヴ性”があります。
それは「歌を歌える」とか「絵が描ける」とかシンプルな言葉に出来るものではないんだけど、リスナーを楽しませるために常に細かい仕掛けを作っていたり、ときには見えないところで(配信なので別メンバーの枠で結局バレる)メンバーのフォローに回ったり…。(私は日常のフォローもその場の空気感を変える一種のクリエイティヴのようなものだと思ってる)
すごく道化な人なのに、その人の言葉から大規模プロジェクトが始まったり、実は自分たちの縁の下の力もちだった、というの社会でもありますよね?
ちょ…い、今の、誰も気づいてないかもだけど、私はすごく感謝してます~っ!というアレ。それを地で生きてる人なんですよね。
何というか、センスと優しさの人。ほんとに憧れる。
この曲も何十もの仕掛けが詰まっていて「例え小さくても自分にとってはキラキラしている欠片を集めていく」ことを大切にしたい人なんだな…というのがよく伝わります。
何度でも言うけど「かわいい」以上に、人としてすごく尊敬してる。
この曲もそんな謙虚さと力強さとクリエイティヴ性が詰まった素敵な曲でした。
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何気なく書き出したらだいぶ長い記事になってしまいました。
ゲームのところでも少し触れましたが、何気ない日常にハッとするような出会いがある音楽。生きていくうえで、きっと出会わない音楽の方が圧倒的に多いだろうに、そんな中ぽっと耳に入ってきてくれた一瞬に感謝です。
音楽を知り、人を知る。
そのきっかけが当たり前だと思わずに、もっともっとたくさんの種類、たくさんの音を聴いていきたい。そんなことをしんみり思った夏の夜でした。
▶過去の聴きまくった曲
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
今後も色々な音楽を聞いてブログに書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂けたら嬉しいです!
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