私事で恐縮ですが、今回の記事でようやくブログ100記事目となりました。
約2年がかり…遅すぎてある意味すごい。
自分でも未だに「なんでこの更新スピードで続けてるんだろう」と思うこともあるのですが(やる気のある人は1年近くで達成してるか、新たな趣味を見つけてブログから離れてる…)とりあえずは数字でいうところの一区切りまで書き続けることができたようです。
こんなゆるすぎるブログをお読みくださっている皆様、本当にありがとうございます。
せっかくですので、今回はこのブログの振り返りと今後のブログについて簡単にお話させていただきたいと思います。
100記事中どれだけ音楽について書いてきたのか、少し振り返ってみたいと思います。
ざっとですが、今回の記事を含め以下の4記事が音楽をテーマに据えた自分語りを中心にした記事でした。
これ以外の95記事は一応音楽紹介を絡めた記事でしたので、何とか「音楽紹介ブログ」としての軸は保てたかなぁというのが率直な感想です。
なぜここにこだわっているかというと、実はブログを始める前、
音楽のみでブログを続けていけるのか?という不安を私自身が抱いていたからです。
音楽が好きだからと言って、24時間音楽のことばかり考えてるわけではないし、情報に関して特別詳しいわけでもありません。
何か音楽に関する業界にも属していないし、海外の紹介記事を難なく読めるような英語能力もありません。
ただ世界の音楽を聴いてきて今も聴き続けている、というだけの人間。
案の定、いくつか記事を書いてから「やばい、音楽オンリー(しかもリスナー系)は難しいかもしれない」と思ったりもしました。
それを何とか更新を止めずに音楽について好きなまま、あるがままに書くことができたのも、
検索をかけてご覧いただいた皆様、たまたま目にとまって読んでくれた皆様、そしてはてなブログをとおして音楽を聞いてくださった皆様のおかげです。
音楽を聞いて下さるだけで有難いのに、時には感想やこのブログ自体へのコメントまで頂いたりして、本当に嬉しくブログを続ける励みになっています。
好きでやっていることとはいえ、これは感謝が追いつかないほどの気持ち。本当にありがとうございます。
ブログを書き続けているうちに、私自身、音楽との向き合い方について振り返ることも多くなりました。
音楽について文字で書くということは、単に「感動した」「いい曲だった」という言葉だけでは成り立たないことが多いです(本音はこれが一番大切なんですけどね)。
そのため、ブログ開始当初は情報含めた文章の表現や、音楽×○○(別テーマ)というように、音楽と何かを絡めての記事作りを心掛けたこともありました。
それもそれで間違いではないと思うのですが、後半とくにパンデミックに突入してからは、そんな心境にも少し変化が起こりました。
シンプルにいいと思ったものをストレートにいいと表現することも大切だな、と素直に思えるようになったんです。
いつ何がどうなるか分からない状況を体験したからか
「今いいと思った曲を」「今の感性のまま」「いいという理由だけで」紹介していく。
それも一つの表現方法として決して恥ずかしいことではないかも、と急に感じました。
この点で思い出深い記事がこちらの二つ。
この二つの記事をとおして、ブログというものの情報発信の側面と、自分のありのままの思いを書くという側面について、考えることが多くなりました。
今でもそれは変わらずで、情報発信と自分の感性のバランスに注意しながら、
一つの音楽、一人のアーティストについて、後悔なく書けるよう試行錯誤しながら精進している次第でございます。
バランスと言えば反省点も。それが
紹介する音楽(またはアーティスト)の地域の偏りです。
振り返ってみると、
アメリカ・イギリス(私的にメインシーンの音楽)=34
ヨーロッパ=16
アジア=6
バルカン地域=5
アフリカ=4
ボリウッド(インド)=2
中東=2
オーストラリア(ヨーロッパに移行するか検討中)=1
テーマ(時事問題含む)=49
注)各記事のカテゴリーは重複しているので単純に記事合計は100になりません
偏りありすぎ(笑)。
とくにアジア圏やスラブ語圏、アフリカ圏の音楽にふれられていないのが、自分としては猛省しているところです。
今後はこれらの地域もより多く音楽をご紹介できたらなぁと思います。
逆にこの振り返りで分かったこともあります。
テーマのカテゴリーが異様に多い。
前述した音楽×○○という手法を意識していたことも要因かと思いますが、それにしてもこの手の記事数が目立つ理由は、おそらく私自身が
音楽をとおして自分の考えをもっと書いていきたい
と思っているからではないかと思います。
また、単純にほかのことについてもブログで書いてみたいという気持ちも生まれたこともあり、このたび無謀にも
新しいブログをスタートさせました。
musicwordscloset.hatenadiary.jp
100記事書くのに2年かかったやつが何してるんだという感じですが…
雑記ブログとなりますのでこちらのブログと分けていますが、
更新ペースもブログに対する熱意もブログ人格も(笑)ここと変わりありませんので、もし気が向いたときは覗いて頂けると嬉しいです。
思うことがありブログデザインはこちらよりもナチュラルポップによせています。
内容は主にインドア趣味(歴史・本・映画・絵画・旅・お笑い・時事問題など)について書き綴るブログになります。
音楽については「紹介」という枠にとどめず、音楽そのものの歴史やアーティスト同士の交流で見えてくるもの、音楽ジャーナリズムについてなど、広く浅く書いていくつもりです。日々のこともたまに書けたらいいな。
あまりビシっと決めてスタートさせるのが得意ではないので、少しずつ形を整えながらこのブログ同様細く長く続けていけたらと思っています。
もちろんこの Music Closet も引き続き書いていきます。
どちらのブログも自分の思い大切にしながら、引き続き情報発信としての側面を持つブログにしていきたいです。
このブログを続けてきたことで、単純に100の音楽、100のアーティストについて書いてきたことになりました。(重複したりそれ以上に範囲を広げて書いたりもしてきたので詳細は少し異なると思いますが)
もちろんこの世界には数多の音楽、アーティストが存在していて、この数には何の意味もありません。
ただ、少なくとも私自身がこれらの存在に助けられ、心を動かされ、ひたすらに文字を打ってきたということを考えると、
こんなに素晴らしい音色やそれを奏でる人たちの気持ちが、この世界には100以上、1000以上、そしてそれ以上に存在しているんだ、ということに改めて驚き、感動しています。
ただ、世界の音楽を聴くだけ。
聴き続けるだけ。
それだけなのに、この100記事をとおして見えたことは、それこそ100にも1000にもそれ以上にもなりました。
海外の諸問題、政治とのジレンマ、あらゆるボーダーへの挑戦、世界への希望と焦りと落胆と…
ときには音楽を聴いて知る現実の衝撃に耐えられないこともありますし、深追いをして勝手に痛い目を見ることもあります。
けれど私にとって、世界を知る手段として音楽以上に心へ深く響くものはありませんでした。
世界や他者を知りたいと思い続ける限り、きっとこの気持ちも変わらないと思います。
だから、今後も私は世界の音楽を聴き続けていきます。
こんな私と一緒に音楽を聴いてくださった皆様。
本当に本当にありがとうございます。
音楽の大切さは人それぞれ、見えてくる価値も人それぞれ。
どんな聴き方でもどんな感じ方でも正解や不正解はないのに、貴重な時間を割いて一緒に音楽を聴いてくださったことを本当に有難く嬉しく思います。
今後も変わらず暑苦しい文章になることもあるかもしれませんが、気が向いたとき、気になるアーティストが目にとまったときにでも覗いてくださったら嬉しいです。
皆様にとっての特別な音楽が
より豊かで彩りある一日をもたらしてくれますように。
最後までお読み頂きありがとうございました。