※こちらは以前書いた記事のリライトになります。
今回はボリウッド音楽についてツラツラ思うことを書いてみたいと思います。
ちなみに筆者は恥ずかしながらボリウッド映画は未鑑賞。
見たことないのに、ボリウッド音楽にはまってしまった節操のない女です。ボリウッド映画愛好のみなさま申し訳ありません。
だけど中途半端に足をつっこんだこと、後悔はしてない。
そう、ボリウッド音楽は(いい意味で)敷居が低かったんです!
インド音楽ともなると、バックパッカーにでもならない限りその真髄(?)を理解できなさそうだけど、ボリウッド音楽はまるであのミュージカルドラマ glee のように聞ける。
歌って踊ってショーが大好き!という方なら、すぐにハマれる素敵な音楽が目白押し。それではさっそく、めくるめくボリウッド音楽の世界についておブログです!
- ミュージカル好きならハマる確率高し!歌って踊って豪華絢爛ボリウッドショー
- 頭から離れなくなる 超ド級のキラーメロディー
- とにかく豪華絢爛!「耳」もくらむ最高級のエキゾチックミュージック
- 心に響く名曲も! Aashiqui 2 でどっぷりはまるボリウッドバラード
- インド映画特有?プレイバックシンガーとは
- これからも目が離せない!ボリウッド作品を楽しもう!!
ミュージカル好きならハマる確率高し!歌って踊って豪華絢爛ボリウッドショー
絢爛豪華なセットにエキゾチックな衣装、独特なファッションに身を包み、圧倒的なスケールで踊り出す……。
あまり日本に馴染みのない文化のためか、音楽自体もあまり耳にすることが少ないボリウッドソングですが、意外に聞きやすいものも多くあります。
とくに現代映画の学園・恋愛モノの映画音楽はポップスとほぼ変わりません。
口ずさみやすいメロディーで美男美女が躍り、バックにはスパイスとしてのインド楽器。
きらびやかでカワイイ、そしてちょっぴりミステリアスな世界感は、案外日本でも万人にうけそうです。
◆
これはAlia Bhatt アーリヤー・バットと Varun Dhawan ヴァルン・ダワン主演の恋愛映画『Humpty Sharma Ki Dulhania』のダンスパートミュージック。
とにかく目まぐるしいカットが続きますが、それにも負けない音楽の疾走感!
それに加えてアーリヤー嬢のフェミニン全開で愛嬌ダダ漏れの素晴らしいダンス。対してヴァルンは野性味あふれる熱いダンスパフォーマンスで魅せます。
この二人、デビュー作品『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』以降、多くの共演を果たしています。
そして2019年、『Kalank』においてまたもや共演。
壮大な歴史スペクタクルですが、興行的には芳しくなかったようです。ただ、こちらは美術/音楽が本当に素晴らしい。
◆
この曲を聞いただけで、『Kalank』の舞台芸術への熱が伝わってきませんか?
ちなみに個人的にはヴァルンはこのぐらいのメイクが似合ってると思う。
頭から離れなくなる 超ド級のキラーメロディー
ボリウッドソングには所謂「かましてくる曲」ってものがあります(笑)
うっかりこの曲を聞いてしまうと数日から数か月、ボディーブローがきいてる状態で過ごさなければならないので注意が必要。
でも名曲には違いないんで是非ご一聴あれ☆
◆Drama Queen
うしろでピロピロなってる音が愛しくてたまらない。
ささやかな日常さえも、熱とうねりでかっさらっていく。圧倒的な「生」ってものに、どっぷりおかされたのでした。
男優の Sidharth Malhotra スィッダールト・マロートラーは前述の『スチューデント・オブ・ザ・イヤー』で二人と一緒に主演をはってました。
彼のダンスはなんかキュートですよね(笑)
◆Gun Gun Guna
別の意味で頭から離れてくれないのがこの Gun Gun Guna 。
一度聞いたら絶対忘れらんないよね、この「グングングナーレ」!!!
ラストパートはお前も踊るんかーい!っていうのがいつ見てもツボ。かわいい曲してこの中毒性やばいんです。
女優の Priyanka Chopra Jonas プリヤンカー・チョープラー・ジョナスはインド映画を代表する女優、かつミスワールド2000という世界的美女。
アメリカの人気バンドグループ、ジョナス・ブラザーズのニック・ジョナスと結婚。
ジョナス・ブラザーズのPV『Sucker』『
とにかく豪華絢爛!「耳」もくらむ最高級のエキゾチックミュージック
私はこのPVを見て本格的にボリウッドミュージックの沼におちていきました。
◆Nagada Sang Dhol (冒頭広告シーンが入ります)
歌手のシュレヤ・ゴシャルの歌声が心の底の神秘的な部分を引き出し、狂おしいほどのエキゾチック体験ができます。
加えて“カルマ的中毒”がハンパない。すべてが天や地に昇華されていくようなトリップ感はもはや恐ろしいほどです。
現代音楽とインド古典音楽がバランスよくうまく融合していると思います。
心に響く名曲も! Aashiqui 2 でどっぷりはまるボリウッドバラード
◆
わたしが一番好きなボリウッドミュージックかもしれない…。
この『Aashiqui 2』はとにかく音楽とストーリーがいい!
未鑑賞の私でもストーリーをさらっただけでこの曲が泣けて泣けて…。
言葉は一語もわからないんだけど、そのせいで余計に想像が膨らんで切なくなってしまう。
どちらも歌手役で、男優のアーディティア・ロイ・カプールも、新人のシュラッダー・カプールもドストライクの俳優。
かっこいいし綺麗だし、そこはかとなく漂う悲しいピュアさがつらい…。
アーディティア・ロイ・カプールは前述の『kalank』にも出演してます。
彼の歌声をあてたアリジット・シンも本当に素晴らしい歌声です。
インド映画特有?プレイバックシンガーとは
さて、先ほどからシュレヤ・ゴシャルやアリジット・シンなど、俳優以外の名前をあげてきました。
この方たち、インド映画界では重要な仕事を担うプレイバックシンガーという歌手の方々です。
インド映画には高い確率で歌のシーンがあるわけですが、その歌の部分を担うのがこのプレイバックシンガーたち。
吹き替えのようにAさんの声は必ずプレイバックシンガーのBさんがやる、というわけではなく、
人気が出たらそれと比例して多くの作品の楽曲に参加できるという、かなり専門性の高い歌手業のようです。
プレイバックシンガーは顔を出すことがないので、長い人は数十年にわたり歌い続ける人もいるようです。
そう考えると次席を狙うのが難しい超倍率の高い専門職ですね…。
そんななか、今やプレイバックシンガーの代表といっても過言でないシュレヤ・ゴシャルやアリジット・シン。
その表現力、技術力などには凄まじい才能を感じます。
歌がうまいという次元ではないのだ…
しかもご本人も女優さんのようにお美しい…。
とくに女性のプレイバックシンガーはかなり音域が高いので、特別なレッスンを積み重ねているのでしょう。とても興味深い職業です。
これからも目が離せない!ボリウッド作品を楽しもう!!
というわけで、ボリウッドミュージックの好きな部分だけを紹介してきたわけですが、もちろんこれがボリウッドの全てではありません。
歌ったり踊ったりしないものだってインド映画にはありますし、もっとドキュメンタリー色の強い濃厚なヒューマンドラマ的作品もあります。
これからも定期的にボリウッド映画…おっと、ボリウッドミュージック追っていきたいと思います!
追記
2021年5月現在、インドでは新型コロナウィルスの新規感染者が過去最悪を更新し、
治療用酸素が不足するなど、すでに世界的援助が必要な状態となっています。
今回見たPVでも感じるように、インドという国はまさに“密”な社会のなか、
人々の織りなす「生々しい熱」こそが様々なパワーを発揮してきた歴史/文化背景がありますので、
今回の感染症やその拡がりを見ると本当に胸が苦しくなります。
これまでに至った原因や、人々の感情、科学的プロセスなど、様々な考えや見方があると思いますが、
今はただこの状態がいち早く、すぐにでも収束することを願うばかりです。
日本国内でも厳しい状態が続いておりますので、どうぞ皆さんもご自愛ください。
今回もここまでお読みくださりありがとうございました。