バ、バルカン~~~~!!!
バルカン音楽を、解説を、アーティストを~~~!!!と日々彷徨い続けている私。
とくに夏ごろになると途端に聞きたくなる。どうしてだろうな。
こんにちは、夜明けのアラームです。
今回はそんなバルカン音楽のなかで最近よく聞いている歌手 Radmila Manojlović (ラーダ・マノイロヴィッチ)についておブログです。
セルビア出身の美女アーティスト Radmila Manojlović ラーダ・マノイロヴィッチ
Radmila Manojlović(ラーダ・マノイロヴィッチ)はセルビアのポップ・フォークシンガー。
Zvezde Granda というオーディション番組の2007年シーズンに出場し一躍人気者に。
スラっとしたスタイルにセクシーな唇。
そこから紡がれるエモーショナルな声はまさにバルカンの情熱そのもの!
さらに声がハスキーで低めっていうのも個人的に萌えポイント。
最近の女性シンガーは和洋問わず、声が高い…。しかも高ければ高いほど良いみたいな風潮がある気がする。そこんとこ、個人的にはちょっとよく分かんないんだな。
本当に歌がうまい人は、技術的にすごいものをもっている人じゃなくて、歌やこころを知っている人だと思う。
同じように、本当に声が綺麗な人は、自分の声をよく知っていて、その声に自信をもっている人だと思う。
だから声の高さや特徴的なものじゃなく、もっといろんな声を聞きたいなぁ~と声フェチ女は日々思っているのです。
…と話がそれましたが、ラーダの声はめちゃくちゃセクシーでハスキー。それと同時にめちゃくちゃ繊細でもあります。
この黄金比にわたしは一撃でやられたのであります。
レゲトンだけじゃない!ラーダの歌うバルカンポップスにときめこう
実はバルカンのヒットチャートはけっこうな割合でレゲトンが食いこんでる現状です。
しかし!
そもそもわたしはバルカンのトラディショナルな響きが好きなのであって、レゲトンはよそで聞きますんで!というスタイル。
その点でもラーダ姐さんはベストマッチ!きちっとバルカンサウンドをキープしつつ、聞きやすいポップ枠で魅せてくれるので、素人バルカンファンでも入りやすいのです。
彼女もレゲトンちっくな歌を歌うことはあります。
けれど、アコーディオンなどの楽器演奏とこの声で楽曲をバルカンスタイルに包んでいるのです。
曲も良質なものが多くて、バルカンを聞き慣れない人にもどっぷりバルカンを味わいたい人にも彼女の曲はおすすめです。
デュエット曲。
もちろん彼女は歌もうまくて、ライブバージョンも迫力満点です。
相手役の男性がベイビーフェイスなのに意外と野太い声っていうのは、バルカンあるあるですね。
バルカン・中欧・東欧の方はシンプルメイクでも十分だと思うお顔の造形ですが、それをバッチリメイクするのに、個人的にはめちゃくちゃ好感がもてる。
野性味溢れる色気っていい感じですよね。圧倒的。セクシー。
もはやコケティッシュなんて見えない潔い立ち姿がいいんだな。男性はちょっとひいちゃうのかな?
ただこういうお顔が人気すぎて、整形している人がほとんどだとか。確かに美しいけど、もっといろんなセルビア美人も見てみたい気もする。
めずらしくコメディタッチのMV。
ワンダーウーマンやキル・ビルに扮する大サービスも。(そのほかの女性キャスターもセルビアでは有名なのかな?)
これもアコーディオンがいい味出しているので、バルカンファンにとっては嬉しいポップソングです。相手役の男性がかなりコミカルに演じてくれてるから、余計に音楽自体のノリがよく見えるな(笑)
ラーダさん本人もかなり楽しんでそう。
Zvezde Granda のオーディションシーンは自分でパロっちゃてるし、こういういい感じにノリがいいとこ好き!キル・ビルシーンは殺陣のお姿も見たかったわ…。
バラードも聞かせます。
案外この細い声が、この手の繊細で感傷的な歌に合っていたりするんですよね。
バルカン音楽ではめずらしいベースの動きをするこの曲。ところどころ聞こえるチープサウンドはそれとして、案外とっかかりやすいと思うのですがどうでしょうか。
求ム!日本におけるバルカンサウンド
哀愁漂う情熱のバルカンサウンド。せっかく珠玉の宝があるんだからレゲトンだけじゃもったいないと思うんだよなぁ。
もっともっとロマ音楽が世界に広まってほしいな、と思うのでした。