こんにちは、よあけのアラームです
今回はとにかく癒されることを目的とした癒し回です。
日々、仕事に勉強に人付き合いに家事に育児に介護に残業に……ちょっと書くだけで人間の仕事ってどんだけ~って感じですが(泣)
とにかく、ひたむきに頑張っているみなさんのこころをちょっとだけ楽にしてくれるカントリー音楽をご紹介したいと思います。
夏の終わりに the Petersens(ザ・ピーターセン)でこころを整え、秋を迎えようではありませんか!
メンバーと略歴
the Petersens(ザ・ピーターセンズ)はミズーリ州ブランソンを拠点に活動する、ブルーグラスバンド。
家族5人+その友人1人のメンバーで構成され、主にブランソンのリトルオープリーシアターにて公演を行っています。
Jolene - Dolly Parton (Cover by The Petersens)
もう初見で大興奮!癒しで興奮するなって感じですが…
メンバーの繊細な声から紡がれる何とも爽やかなハーモニー、親しい間柄でしか生み出すことのできないふんわりとした空気感、淡いカラーで統一されたセット、フィドル・バンジョー・アコースティック・マンドリン・コントラバス・ドブロ総出の、これぞブルーグラスという素晴らしいパフォーマンス。(ちなみにHPもとってもお洒落!)
端から端まですべてが最高で、あたたかで、穏やかな気持ちになれます。
上の動画は以下の担当でプレイ。ま、何でも弾けるんでしょうが…。
ヴォーカル&バンジョー:次女エレン
フィドル:長女ケイティ
ギター:長男マット
マンドリン:末子ジュリアン
バス:ママのカレン
ドブロ:友人エメット
なかでも次女のエレンはアメリカンアイドルのオーディションに出場した経験もあります。
彼らのセッション、とにかくすごい!そしてとっても微笑ましい!!
クリスマスソングをブルーグラス風にアレンジ。
冒頭部分、前奏から歌に入るまでのちょっとした駆け引きがおもしろくて、見るたびニヤニヤしてしまう。
前二人の長女&末っ子ペアが「ここが歌入りの手前かな」と思ってるところで、次女がそのまま独走。「まだ前奏なんかーい!」って苦笑してるとこが最高にかわいい。
意外に長女と末っ子が別の視点から全体を見てる感じがいいな~って。
それを横目にひたすらギターかきならす、完全に伴奏と化した弟くんもナイスだ。
それぞれ味のあるボーカル
主に次女エレンがリードをとるときが多いですが、ほかメンバーも歌います。
で、そのヴォーカルがなんとも味があり、なんともカントリーで素晴らしいんです。
California Cottonfields - Bluegrass Cover by The Petersens
弟マットくんのギャグセンス高い。
でも歌い出したら…、この面影で往年のカントリー歌手のような素朴且つ風格のあるヴォーカリストに。
カントリーの有名ナンバーをなんとも軽やかにカバーしています。
もちろんお姉さまのケイティも歌います。
もうね、雰囲気と寸分違わぬやさしくて温もりのある歌声。
そしてこのケイティ、バンドの作曲も担当。何とも清涼感があり、穏やかな楽曲を彼女が生みだしているというのは納得。
いろいろな楽器もプレイでき、人徳も才能もある素敵なお姉さまなんですよ。
中盤で照れ笑いする弟くん、かわいすぎる。
No Roots (Alice Merton Cover) | The Petersens
美少女ジュリアンちゃんのリード。
まったく力まず素で歌う妹ちゃん、最高!そして、それを文字通り「見守るお兄ちゃん・お姉ちゃんズ」も最高!!
とくに長女ケイティさんの、まじで慈愛に満ちた聖母のような笑顔素晴らしすぎ。
こんなのママさんは最高に幸せだろうなぁ……。
She's Got You - Patsy Cline (Cover by The Petersens)
そして次女エレン。
彼女の声はリードになるべくしてなる声質です。声量、伸び、間、のぜんぶに存在感があるので、彼女がリードをとると一気にバンド全体が締まります。
メンバーも彼女の歌唱には一目おいているのが伝わりますね。
個人的にはカントリーだけではなく、バラードやポップス、ちょっとしたミディアムロックなんかも合いそうなので、このバンドの方向性が広まる予感もしていたり。
曲によってはヨーデルも歌います。絶品ですよ!
全員のハーモニーに癒される
これはブランソンの個人アカウントでしょうか?
The Petersen Family Bluegrass Band
地域をあげての推しファミリーってことなのかもしれません。
ちなみにトリップ・アドバイザーのブランソンのプランにも彼らのショーは登録されています。うしろにいるのはパパさんかな?
ちなみに彼らのファンは愛をこめて「Get It,Mama」というファンクラブを設立しています。
ママ、それとって!なんて、めっちゃかわいいファンクラブ名ですよね。それだけママ、カレンさんの存在は大切なんでしょう。
過去にはトランペットやマンドリン、そして現在はベースなど多才ぶりは他メンバーにひけをとらないのに、いつも静かに子どもたちを見守ってるカレンさん。とっても素敵です。
ブルーグラスを日常に
いかがでしか?
普段はカントリーは聞かないな…という方も、カバーソングだと案外とっつきやすいかもしれません。
とくに日本ではカントリー文化がそこまでフューチャーされないので、もしかしたら「TDLのあのエリアでしか耳にしたことないわ…」って方もいるかもしれません。
是非この機会に、青い空、白い雲、自由気ままな酒場を想像しながら、ちょっぴり忙しい日常を離れ、アメリカの西部に(こころと耳だけでも)旅してみませんか?
もしかしたら一瞬だけでも視界が晴れる…かもしれませんよ!