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MONO考えHITO感じる 世界の音楽紹介ブログ

【歌詞が地球平和】情報ヒステリーにうんざりしたら、ハロプロ聞いて一息つくのもいいかもよ?

何故 人は争うんだろう?/ Summer Wind/人生はSTEP! (初回生産限定盤A)(DVD付)

 

ここ数週間、世界情勢によるヒステリーが増してる気がする。主にメディアの。

コロナ禍以上に凄まじい見出し。ツッこむ気力さえ失せてしまう無責任な内容。

で、一定の人たちはその記事に影響され煽られてしまうという悪循環…。平和を求めるのに、なんで個々の意見でマウントとりあってんのかいな。

 

パニックは致し方ないと思うのです。

ほとんどの人にとって未知の恐怖だし、起こるだなんて思えなかったことだし、

そりゃー当時者じゃなくたって、未来を考えたら恐いものは恐い。

 

だけど、ヒステリーってパニックよりカオスに近い。

まだパニックは正常であろうとする気持ちが残ってて、それと比較しての「パニック」だけど、ヒステリーとなるともうそこに正常な判断は必要なくなっちゃう。

それにパニックよりヒステリーの方が周囲に伝播しやすいような気もする。

これ以上私たち市民が余計な問題を増やさないためにも、情報に惑わされず一人一人が切々と平和を訴えることを、きちんとした軸にして生きていきたいものだなぁと思います。

私も気をつけなきゃ。

 

 

今回はそんな軸を支えてくれるハロプロの曲をご紹介します。

周囲は無責任にあーだこーだ言ってくるけど、結局は自分自身が優しくありたいと思う人と物、信じたいと思う人や物を守るしかない気がする。

そこに距離や思想、国境線はいらないというだけで。

 

平和を唱えることにもエビデンスが必要なの?

難しく考えられなきゃ現実が見えてないことになるの?

こんなふうに周囲の情報ヒステリーから不安を感じたとき、単純明快&心強く平和を訴える曲を集めました。

 

 

なぜハロプロで地球平和なのか

この地球の平和を本気で願ってるんだよ!

 

傍から見たら「またアイドルが平和ビジネスやってるよー…」と言われそうなものですが、実は「ハロプロ」「地球」「平和」と言うのは、もうずっと前から切っても切り離せない関係にあります。

その中でも、まるで背水の陣のようなタイトルのこの曲には感慨深いものが。

つんく節炸裂なので曲の好みはあると思いますが、深みはともかく、わざわざタイトルに「本気で」をつけ加えるあたり、この潔さはさすがだなと思ってしまう。

試験の心配、恋愛の葛藤、親との気まずさ…そこへいきなりぶっこまれる「この地球の平和を本気で願ってる」。

どうした??

……てなると思いますが、よく考えればそういうことなんだろうとも思います。

 

最近思うんですが、平凡な女の子が歌う「平和」以上に、平和なビジョンってない気がする。

日常の憂鬱も将来への不安も全部、自分のいる世界が平和に機能しているから。それをちゃんと彼女たちもDNAレベルで感じてると思う。

歌詞を丁寧に読み込んでいくと、

「さぁゆけ 未来は渡さない」

「ただ鵜呑みにするでなく 辞書にのってるからでなく」

など、確かに今の状況にかぶせてもおかしくない言葉に溢れた、何とも不思議なパワーをもつ曲です。

 

平凡な女の子たちが歌う平和をもっともっと追求してほしい。

それがハロプロが地球の平和を勝手に、

または断固とした決意で背負う理由なのかもしれません。

蛇足ですが「世界」だと自分の視点が入っちゃう狭義だけど、「地球」と明言するのもハロプロだしつんくさんだなぁ~と思います。

 

何故 人は争うんだろう?』-℃-ute


www.youtube.com

作詞:三浦徳子

作曲:星部ショウ

編曲:平田祥一郎

 

ハロプロの平和ソングのなかで歌詞が最も強烈。だからこそ強い共感を感じる曲です。ぜひ歌詞を全編とおして聞いてほしいな。

 

℃-uteは2005年から2017年まで活動していたハロプログループ。

本格的なグループが多いハロプロ内でも固定メンバー制に恵まれ、卓越したパフォーマンスや歌唱力から、後半はハロを代表するカリスマとして語られることの多かったグループです。

筆者もまだまだファンだもーん…(ぐすっ)

メンバーのうち鈴木愛理さんは現在ソロで活躍されています。

 

さて、そんなハロプロきってのカリスマグループが歌ったこの曲のリリースは2016年。

だけど、いつ聞いても今聞いても耳が痛い。こんなに明るい曲なのに、歌詞の一つ一つがグサグサくるんですよね。

 

当時からヒヤリ…ときていたのが

“22世紀なんてね、こないかもしれない” という部分。

いやこれほんとにそうかもしれない…と思ってたのに、そのレベルが今何百倍もあがってしまって本当に言葉もありません。

“何もかもを 手にできるのに…”のメロディーへの乗せ方も切なくて凄く刺さる。

歌詞全般に<日常>と<非日常>がマーブル状に溶け込んでいるのに、<日常側>にいる私たちの気持ちを的確に掴んだ素晴らしい歌詞だと思います。

 

作詞家の三浦徳子さんは、日本歌謡界&J-POPを代表する大物の作詞家。

代表曲は杏里『CAT’S EYE』、郷ひろみ『お嫁サンバ』、林明日香『小さきもの』、松田聖子青い珊瑚礁』、八神純子『みずいろの雨』などなどなどなど…はい、レジェンド。はい、納得。

今でもジャニーズ(セクゾ)やハロプロ、アニメ関連など、とにかく現役で活動されています。

とくに私は林明日香さんの『小さきもの』(ポケモン~!)をよく聴いていました。

小さきもの (Single Mix)

小さきもの (Single Mix)

  • 林 明日香
  • アニメ
  •  
  • provided courtesy of iTunes

この曲でも<日常>と<非日常>の妙が心地よくて、この方の「時と場所」の捉え方がいいな~と思っていました。

ぜひ、℃-uteの曲と合わせて三浦さんの歌詞にも注目してくださいね。

 

『46億年LOVE』- ANGERME


www.youtube.com

作詞:児玉雨子

作曲:林田健司

編曲:鈴木俊介

 

ほんっとにハロプロは「LOVE」好きよねぇ…ってため息ついてません?(笑)

お気持ちお察ししますが、これぞハロプロの真骨頂。もう少しだけおつきあいください。

 

アンジュルムは2014年旧グループ「スマイレージ」から改名した、ハロプロ所属のガールズグループ。

モー娘。が統率されたグループ、℃-uteがカリスマグループだとするなら、アンジュルムは一時期「動物園」と称されたほど、とにかくかしましく威勢のいい(元気がいいではない 笑)どたばたグループでした。

この曲はまさにアンジュルムが「動物園」として凄まじい勢いをもちハロプロ全体を牽引していた頃の曲です。2018年リリース。

 

四の五の言わずLOVEでPEACEなんだよ!!!

と半ギレのように訴える歌詞がとてもとても好き。

さすが現代の日本少女を代表する作詞家、児玉雨子さんの曲です。

www.a-sketch.com

児玉さんはハロプロをはじめ、各キャラクターなどに歌詞を提供。

新しい日本の価値観、とくに「自立したティーン」の感受性に焦点をおき、茶目っ気がありながら力強く書かれる歌詞が特徴です。

ほんとにこの方の歌詞は日本のネオカルチャーとして世界に知られるべき。

 

誰も彼もきっと違う同士 わかんなくても当然ダイバーシティ

傷ついたら傷ついたよと 伝えられたら

 

ー略ー

 

作ろう まばゆい愛の時代

それしかないよ 実際問題

 

ー略ー

 

夢に見てた自分じゃなくても

真っ当に暮らしていく 今どき

 

ー略ー

 

もしも争いのない未来

誰かが堪えてたら 意味ない

 

アンジュルム『46億年LOVE』歌詞より一部抜粋

 

戦いって残酷で空しいだけじゃなく、あっちを立てればこっちは立たずで、どうやっても答えが複雑になって本当の解決には辿り着かない。

だから、もう平和や愛しか答えはないんだってば!という一般論上等!!な歌詞。

色んな考えがあって、複雑な一人一人の人生もあって、そう簡単にLOVE&PEACEと唱えられない気持ちになった時、心の軸として聞き続けています。

とにかくハロプロ×児玉雨子神曲だらけなので今後も注目なのです。

 

児玉雨子さんのほかの曲について書いている記事

musiccloset.hatenablog.com

 

『Be Alive』-モーニング娘。


www.youtube.com

たぶん娘。のなかで一番好きな曲。

作詞:つんく

作曲:つんく

編曲:大久保薫

 

君を守る

星を守る

今日を生きる

明日に繋ぐ

いつか争うことない

優しき時代が

この世界中

包み込むさ

 

ー略ー

 

君と共に

友と共に

夢と共に

汗と共に

いつか笑いの絶えない

自由な時代が

嫌なことなど

吹き飛ばすさ

 

君を悲しくさせない時代

 

モーニング娘。『Be Alive』歌詞より一部抜粋して引用

 

短く途切途切れのメロディーに、シンプルで平坦に噛みくだかれた歌詞。

通常つんくさんの歌詞はこの抽象的な雰囲気で好みが分かれてしまうけど、こういう壮大で、聞き手一人一人に答えを託す曲では歌詞の美しさが引き立ちます。

 

皆さんにとって、今の時代に悲しんでいる人はどこにいて、どのような人たちでしょうか。

この曲を聴いて浮かんでくる人たちは、一体どんなストーリーをもちどんな環境の人だったでしょうか?

理屈じゃなく、そんなことを日々のなかで考えるのにこの曲はとても勇気をくれるのです。

 

日常から本気で「平和」を育む

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病気で声帯を失くしてしまったつんくさんは「ハロプロという声」を通じて、ずっとずっと地球の平和を訴え続けています。

平和ボケなんて言われている日本で、そして政治的発言をタブー視されているジャパニーズカルチャーで、その活動の意義は何なのか、純粋に考えたこともありました。

平和を歌うのは当然としても、どうしてこんな定期的に…?という違和感も実はちょっとだけあったのです。

 

それが現在の世界情勢で、ようやく私にも分かった気がしました。

平和への思考って一日二日じゃ創られないし、普通の人間であればそれを維持できないんですよね。

今までは「平和が一番」「外交で分かり合える」と思っていた人だって、今回のような場合、致し方なく好戦的な意見に変化してしまうこともある。

だから何度も何度も、例え「またか」と飽きられようとも、ずっとずっと声をあげていかなきゃならない。

何が私たちの軸になっているのか、軸にするべきなのかを伝え続けなきゃいけないんですよね。

聞いた人の心や体に沁み込むように。

 

 

自分たちを「守る」ことに軸をおくのか。

地球全体の「平和」を軸におくのか。

 

たぶん今、そして今後日本や世界が直面していく難題だと思う。

でもどっちも大切ならば、せめて常にウェイトを五分五分にしておくことが必要で、それはきっと無駄なことでも思考停止という状態でもないはず。

 

自衛も考えながら、同じ声のボリュームで臆さず地球平和を口にしていこう。

正常に考える余裕のある今、この日常から。

 

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ハロプロの楽曲はこちらでも紹介しています♡

musiccloset.hatenablog.com

musiccloset.hatenablog.com

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▶そのほかのウクライナ情勢に関する音楽はこちら

musiccloset.hatenablog.com

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

今後も色々な音楽を聞いてブログに書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂けたら嬉しいです!

 

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