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ライオンキング珠玉のカバー曲たち(ライオンキング2もあるよ)

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いよいよ8月9日の公開が迫る実写映画ライオンキング!

キング・オブ・エンターテイメントと大きくうって出た予告もあり、期待も興奮もまったなしの状況。

わたしは今、公開日までジリジリとしています……。

 

今回は世界のほとんどの人が知っているのではという、ディズニーの傑作『ライオン・キング』の素晴らしい楽曲を、

これまた素晴らしいカバー曲によせてご紹介したいと思います。

 

  

BYU Vocal Point …Circle Of Life


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1曲目はもちろんこの曲。 

Brigham Young University というアメリカの大学コーラスグループのアカペラバージョンになっています。

グループは大学の生徒で結成されるので毎年卒業メンバー、入学メンバーがいます。

9人で構成されているのは変わらないので、パート人数は固定かな。

1991年に結成されてから2006年には国際学生アカペラコンクール(ICCA)で優勝。2013年にはアカペラオーディション番組「Sing Off」のサードシーズンに出場するなど、最近の活躍は目覚ましいものがあります。

わたしもシング・オフで知った口でして「なんて堅実でまとまったアカペラや…」と面喰った覚えが。(アカペラにおいて堅実やまとまってるっていうのは褒め言葉です)

 

今回のリードは Yaphet Bustos というメンバーみたいですね。

野太さだけじゃなく、崇高さや哀愁も感じさせる、まっすぐでピュアでどんピシャな声です。一気にファンになったぜ…。

余談ですが、彼らのハーモニーは音階でいう5度が多い気がする。だから堅実なイメージがあるのかも…

Peter Hollens - Be prepared


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Peter Hollens ピーター・ホーレンスはアカペラ界では人気のアーティスト。

オレゴン大学で On The Rocks というアカペラグループを立ち上げ、前述のシング・オフ セカンドシーズンにも出場しています。

Peter Hollens

Peter Hollens

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この方、とにかくディズニー好き。

自身のチャンネルにおいても何度となくディズニーカバーを披露していて、並々ならぬ愛を感じます(笑)

とくにヴィラン役の完成度は高く今回も「もう実写のスカー、この人でいいんじゃないか…」っていう神レベル。

ディズニーファンのなかでもコアで熱烈なファンをつけるスカー様を完璧に表現していて、思わずそのずる賢さダダ漏れのセクシーボイスにうっとり酔いしれてしまいます…。

ムファサが永遠のディズニー「正統派イケメンキング」なら、スカーは永遠のディズニー「セクシーヴィラン」だわね。

ちなみに、リード・コーラス・ベース、ボイパなど全部お一人でこなしてます。

Halocene- I Just Can't Wait To Be King


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Halocene ハロシーン は2008年にアリゾナ州から活動を開始したロックバンド。

4人体制から一人脱退し現在の3人体制で活動中です。

これまで4枚のアルバムをリリース。

 

ファールアウト・ボーイズのライブオープニングアクトを務めたり Kurt Hugo Schnieder とのコラボなど手広くやってます。

このほかにも彼らのチャンネルでは様々なカバーを歌っていて、ロックバンドとしては新しい雰囲気を感じたり。(アラジンのスピーチレスも歌っていて、見事な歌唱でした。)

オリジナルもとても完成度の高いお気に入りのバンドです♡

ちなみにギター Bradley Amick と、ボーカルの Addie Nicole はご夫婦。

Pentatonix - Can You Feel the Love Tonight 


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ここ数年、ペンタトニックスの嗜好がわたしの嗜好とガッチリはまってるからお得な気分。っていうか似てるから好きになるのか。

好きだった曲を好きになった歌手が歌うというめぐり合わせ。

ただの偶然なんですが、音楽好きにはたまらないプチ奇跡ですよね。

 

サビにいくまで何度も行われる転調が肝の肝の肝。

ディズニーの曲こそ5人でプレイするなんて神の御業レベルなんだけど、さらに鳥肌なのがラストの締め方。

 

ペンタトニックスは音楽の閉じ方が本当に見事で、一作品への敬意や余韻、そこから紡がれるであろうリスナーの思いを巧みに次へとガイドしてくれます。

今回はボーイズⅡメンのようなコーラスにのせて、転調に次ぐ転調の大風呂敷を一枚一枚畳むかのように閉じていく様が何とも耳に心地いい。

聞き終わったとき、じんわりと心に沁みるものがあります。

Matt Bloyd - Hakuna Matata


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なんて美しいハクナ・マタタ……。これはもう別の曲だわ。

彼もだんだんと知名度をあげてきているアーティスト。

このパフォーマンスのように、もとはR&Bやジャズなどのダウナーっぽいセクシーな曲を得意としています。セクシーで繊細なビロードボイスが美しいですね。

間奏部分のコーラス部分を自分の強みに寄せて、まるまる1曲別の世界観を創ってしまうのはさすが。

しかし大人が歌っても様になるハクナ・マタタ。ディズニーの威力は底なしです。

Morghann Stevens & Vincent Pelina - We Are One


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語り出したらとまらないのですが…

わたしはこの『ライオン・キング2』が最高に好きです…!

なかでもこれは、ディズニーのなかでも思い入れのある1曲。

成長したシンバが娘のキアラに教え諭す曲なんですが、涙なしには見れない。どうしてもムファサとシンバが重なっちゃって、わたしの涙腺では耐えられないの……。

オリジナルはアフリカンなビートがバックで刻まれますが、潔くバラードに徹したことも好感度高いです。

力強くも美しいボーカルがピアノを手招きするような構成。

まるでシンバとキアラ(とムファサ)の姿を見ているようで、何度聞いても素敵すぎて呆けてしまいます。

オリジナルの方もぜひ多くの方に見て、聞いてもらいたい作品です。

Disney On Broadway-He Lives In You


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ライオン・キング2』はこの曲で幕を開けます。

He とはもちろんムファサのこと。

この曲は偉大な王だったムファサと、その後を追いかける新たな王シンバをつなぐ曲です。

アコースティックでも伝わってくる静かな緊張感。

命のめぐりを壮大に物語った前作とは異なり、なかなか繊細なテーマを扱う2ですが、そのオープニングにぴったりなナンバーです。

ブロードウェイキャスト二人もさすがの歌唱力で歌いあげています。

 

ライオンキング2の副題は「Simba’sPride」ですが、一貫してこのシンバの誇りにテーマの焦点をあてています。

王の誇りとはいったい何なのか?

そしてこの曲があり、ロミジュリ展開があり、

ラストのセリフ“Well Done,My Son”につながる感動といったら…まさにサークル・オブ・ライフ…

 

ほかに、心が苦しくなる『One Of Us』や、前作『 Can You Feel The Love Tonight』 を引き継ぐラブバラード『Love Will Find The Way』など、当然のように名曲揃いのライオン・キング2。

もちろん『ライオンキング』ありきの『2』ですが、それ以上に物語としてもメッセージ性としても素晴らしい傑作なのは間違いありません。

とくに大人にとっては、命うんぬんの壮大なメッセージより身につまされるものがあるかもしませんよ…!

ぜひライオンキング2もチェックしてみてくださいね!

 

さて。

最後はカバーではない本家本元のすんばらしすぎるライブバージョンを。

The Lion King: Circle of Life by LEBO M. 


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有名すぎるこの叫びは、世界のみんなが一緒に興奮できる素晴らしい「合図」へと成長しました。

これを聞きながら、実写公開まで熱く待ちわびることにしましょう…!!

ライオン・キング、本当にもう大好きだ。

 

▶そのほかのミュージカル音楽についてはこちら

musiccloset.hatenablog.com

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▶この記事で紹介したアーティストについて詳しい記事はこちら

“BYU Vocal Point”

musiccloset.hatenablog.com

“Halocene”

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“Pentatonix”

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ここまでお読みいただきありがとうございました!

今後も色々な音楽を聞いてブログに書いていきたいと思いますので、お時間があるときにおつきあい頂けたら嬉しいです!

 

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