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MONO考えHITO感じる 世界の音楽紹介ブログ

サマソニ 2019 に出演決定 The Regrettes (ザ・リグレッツ)って何者??

だんだん夏に向けて一日一日向かってる…という感じですね。
 
たまには深夜、もういっそのことガレージバンドを聞きながら、ぐだ~~~~~~~~~~~っと一杯やるのもいいものです。

このとき明日の仕事のことは脳内でくしゃくしゃポイっすることがポイント。

 

こんにちは。よあけのアラームです。

 

今回はそんな元気でフレッシュ(死語?)なガレージロックバンド The Regrettes (ザ・リグレッツ)をご紹介したいと思います。といっても活動はそれなりに年数ふんでますが…
 
 


The Regrettes - I Dare You [Official Music Video] 

 


先月アップされたばかりの新曲。

これジュリアンが歌ったらもうストロークスなんじゃないの?と思うぐらい既視感漂うサウンドだな。好き。

ただストロークスが闇落ちするようなポップレベルだとしたら、リグレッツのは青春の甘酸っぱさで許してもらえるレベルかなって。

 

とにかく、この脱力感・諦念感ハンパないのに、どこかもがきたがっているようなフレッシュネス(死語2回目)が魅力なバンドです。


 
 

かわいさと気だるさと不完全さと

 

The Regrettes(ザ・リグレッツ)は2015年にアメリカのロサンゼルスで結成された4ピースバンド。

メンバーは

・Lydia Night ボーカル、ギター など
・Genessa Gariano ギター
・Brooke Dickson  ベース
・Drew Thomsen ドラム
 

フロントウーマンのリディアを核としているので、けっこうバンドメンバーの入れ替わりは激しい方です。

今のメンバーはみんなのカラーがバランスいいので長続きしてほしい。

 

若いながらのトゲトゲしさと独特の観察眼、そして繊細な感性を武器にして着実にファンをつけ、これまでに15枚のシングルをリリース。

アルバムは『Feel Your Feelings Fool ! 』、そして今年8月に『How Do You Love?』の2枚をリリース。

 

I Don't Like You

I Don't Like You

  • provided courtesy of iTunes

 

How Do You Love?

How Do You Love?

  • provided courtesy of iTunes

 

個人的には『 Feel Your Feelings Fool ! 』はジャケ買いしそうなほどかわいくてオサレで好きです。

 

 


The Regrettes - I Don't Like You [Official HD Audio]

 

どや、かわいいやろ!!

なのに、この端から端までザラッザラしたサウンドがとがってていい。そのとがりが結果、かわいいんだなー(笑)と、オバちゃんは思ってしまう。

 

 


The Regrettes - A Living Human Girl [Official Music Video]

 

 

とがってるからこその、かわいい。

これはこいつらのための言葉だな、うん。
 
サウンドは主にパンクロック。50~60年代の雰囲気をピュアに表現してるあたり、好感がもてた理由です。

意固地というかいじらしさというか、トロピカルミュージックしかこの世界に存在しないのでは?という数年前に、ジャカジャカギターをかき鳴らしてたのも好きな理由の一つかも。

 

 

完全に不完全、を武器にして

 

―――Perfectly imperfect

彼らの紹介はこの一文により始まっています。
ティーンネイジャーならではの不満、苛立ち、モヤモヤ、時には自信喪失。
そんな思いを書きとめ曲に詰め込み、水鉄砲のように(でも水鉄砲)「大人」へ投げつけてくるのが彼らです。

とくにリディアは子供っぽい作りの顔なのに、その上に大人びた表情を見てしまうと、余計にゾクゾクしちゃう。

 

 


The Regrettes - Seashore [Official Music Video]

 

 

どうよ、このリディアの賢さと野心を隠しきれてない挑発的な表情。

堂々とした表現力、ちょっと末恐ろしい感じさえする。たぶんこの娘、演技もある程度いけそうよね……。

それもそのはず、彼女は父親経営のナイトバーで2才からラモーンズ歌ってパフォーマンスしてたっていうんだから、根っからのパフォーマーなんでしょう。

彼女は6才の頃から作曲もしていたそうで、家のまわりではクラシックロックやパンクがよく流れていたそう。やっぱり血と環境は争えないということか…。

 

 


The Regrettes - Poor Boy [Official Lyric Video]

 

 

この曲みたいにパンク要素強めの曲には、なかなかエッジの効いたものもあり、初期のアークティックモンキーズのような荒削りなサウンドも聞けます。
 
もしかして完全に不完全という青春のパワーを、存在は不確定でも物凄いパワーをもっていた60年代期の音楽になぞらえてるのかな?と思ったり。
まさに記録ではなく記憶を欲している、オールディーズの熱そのものに憧れているようなサウンドですよね。

 

バンドメンバー全員がそれぞれ雰囲気のあるっているのもポイントが高い。ドラムもカチっとバンドのコンセプトにはまっていてかなりイカしてます。

 

 


The Regrettes Play... Not My Arms Challenge

 

 

たまにこういうおふざけも定期的にする。

ドラムもやるのかよ!っていうのがつっこむところです。

 

 

満を持してサマソニ 2019 に出演!

 

 


The Regrettes "California Friends" [Official Music Video]

 

 


The Regrettes - Dress Up [Official Lyric Video]

 

 

シニカルなんだけど、とにかく気持ちがアップになるのがリグレッツのナンバー。

 

なんと今年はサマソニ出演で来日もします!

ほかにも世界とびまわってる最中なので、単独はまた次回にもちこしなのが残念だけど十分お客さん入ると思う。

twenty one pilots のツアーにも帯同し、着々と戦闘態勢に入ってきている若き「後悔者」たち。

チェックし忘れて後悔することがないように、是非この機会にライブに足を運んでみては?