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MONO考えHITO感じる 世界の音楽紹介ブログ

おすすめのゴスペルグループ The Walls Group  ファミリーDNAから紡ぎだされるハーモニー、聞かなきゃ絶対損します!

 

Fast Forward

みなさまは兄弟姉妹はいらっしゃいますか?

音楽でいえば、兄弟姉妹っていうのが吉とでるか凶と出るか…っていうのもありますよね。長年良好に活動できるケース、関係性やパワーバランスなどが複雑になるケースもあります。(ロック好きでいろんなアーティストが浮かんだ方もいるんじゃないでしょうか…)

 

こんにちは、よあけのアラームです。

今回はそんな兄弟姉妹で結成されたゴスペル界で期待の新星(といっても活動自体は長いようですが)The Walls Group を聞いておブログしてみたいと思います。

血がつながった歌声でゴスペルっつーのがいいんですよ、ほんと。ビシビシDNA感じまくりの スペシャルなゴスペル、さっそく聞いてみましょー!

 

ファミリーDNA全開!ポップで楽しいゴスペルグループ  

 


The Walls Group - My Life (Official Music Video)

 

耳が幸せで大忙しや~~~!!ってなる。

この曲はキャッチーさ全開だけど、それでもポップには収まりきらないゴスペル魂。全員の声がとっても心地よくて永遠に聞いていられる…。

The Walls Group は、②レア(ソプ)・④アジャ(アルト)・①ダレル(テナー)・③パコ(バリトン)の兄弟姉妹の4人で結成されたゴスペルグループ。(数字は長男から末っ子の表記)

2012年にファーストアルバム『The Walls Group 』を発表。その後2014年、2017年、2018年の計3回グラミー賞ゴスペル部門にノミネートされるなど、その才能も折り紙つきです。

 

わたしはこのカバーを聞いてぶったまげました。  

The Walls Group Tribute to The Clark Sisters "Pure Gold"

こんなの聞かされちゃぶったまげるしかないし、好きになるしかない。

パコの安定してあたたかみのある低音に、イケメンR&Bボイスのダレル、アジャのセクシーでクールな声に、どこまでも突き抜けるレアの天井なしのエンジェリックボイス…。

兄弟姉妹だからやりたい放題なんだけどそれがまたよくて、どこまでも自由でずっと大爆発!!声の大洪水とはこのことね……。

 

ちなみにカバー元のClark Sisters のパフォーマンスも一聴の価値あり! 


WATCH: The Clark Sisters honor Aretha Franklin

 

ゴスペルって積み重ねてきたものが聞き手に伝わってくるのがいい。

先人たちも同じように「神にささげる」ために「神とつながる」ために歌ってきて、それをずっと続けているんですから。それが文化となり歴史となり…。

そう考えてみると途方もないように思えるのだけど、実はすごく身近にある音楽っていうのも驚きで。しかも主観だろうが客観だろうが、聞けば必ずハッピーになれる。

敷居が高いはずなのに、ずっと隣にあって背中をおしてくれるなんて本当に稀有な音楽だよなって思うんです。

 

超親しみやすいゴスペルソング、いろいろ 

 

そしてもちろん、ゴスペルはクリスマスシーズンも最高!

 


The Walls Group Christmas "Jesus Oh What A Wonderful Child" World Premiere Video

なにこのブラザー&シスター、すごすぎ。

ダレルはまじイケメンだし(ついでに声がもうほんとにイケボすぎて…)、パコも今回はかなりセクシーボイスだし、アジャはメガネだろうがコンタクトだろうがとにかく美人、レアちゃんは髪ごとパーフェクト!

ちなみにこれ書いてるとき病み上がりだったけど、これ聞いたらほぼ全快となりました。

 

もちろんライブでもぶちかまします。

 


The Walls Group - And You Don't Stop (Live Music Video) 

特有のDNAとしか言いようないんですけど、どうしてこんなに直線上でピタっとハモれるのかほんと不思議…。

ピッチが正確ということなんだけど、もはやピッチって概念もないんだろうなー。

かといって抑揚がないとかムーディーにならないわけじゃないってのも長年の不思議です…。

 


The Walls Group - Satisfied

個人的にこれが一番のお気に入り。

ポップバラードですが、ラストにかけて静かに、しかし着実にジワジワくるハーモニーの「うねり」がいいんです。

とくにシスター組のぶつかりのハーモニーが宝石のようにキラッキラですので是非ご堪能くださいませ。

そしてそれをムーディーに支えるブラザー組のイケメンっぷりたら…。まったくもう、溜息しか出ません。

なぜ途中でパコだけビートを刻まされるのかは謎ですが…笑 

 

Exclusive: The Walls Group Performs "Satisfied" Acapella 

この頃はまだまだ若いですね。

ハーモニーも健在ですが、下の二人(右側)がわりとフリーダムに歌ってるのに対し、ダレル兄ちゃんが自然に指揮して、レア姉ちゃんがチラチラ全員の様子を見ながら歌っているのがなんか微笑ましい。

確かにハーモニーってそういう面もある。

 

ゴスペルって「天使にラブソングを」でしょ?と思ってる方へ

 

天使にラヴ・ソングを・・・

 

日本ではゴスペルっていうと、もしかしたら「天使にラヴソングを」で時がとまっている人もいるかもしれません。

無宗教の国なのでそれも仕方ないことだし、わたし自身も無宗教ですので特別ゴスペルだけに思い入れがあるわけでもありません。

でも、何かに感謝したり人生を振り返ったりする行為は、音楽であっても生き方であっても心のプラスになるはずですよね。自分以外の何かに心をさらけだして、時には叫び、時には囁くように歌う姿はとても美しいものだと思います。

そんなゴスペル音楽がもっとメジャーになるといいな、と思ったり。

こんなに美しくて「正直」なハーモニーを聞けるなんて、なかなかないものですよね。