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MONO考えHITO感じる 世界の音楽紹介ブログ

【完全なる私的忘備録】 2019下半期 新旧問わず聞きまくったやつら

 タイトル通り、例のごとく完全に雑記。

 

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もう半年たったのが恐ろしい、ということ以外は例年以上におもしろい音楽生活でした。

とくに『Old Time Road』『One Thing  Right』などのヒットにみられる、カントリーとヒップホップの新たな進化が興味深かった。ロックが息を吹き返す前に<デジタルカントリー>みたいな新ジャンルができそう……。

個人的にはM.Oにハマりつつあり、これから沼落ちの予感も。

 

Preach

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  • M.O
  • ポップ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

 ではさっそくおブログ~。

 

1、マシュメロ&ケーン・ブラウン Marshmello & Kane Brown …One Thing Right

 

  

 

ということで、さっそく『One Thing Right 』。

個人的には『Old Time Road』よりうまくカントリーをアレンジしたように思う。

Marshmello の隠しきれない漢っぽさが爆発したナンバーでもあり、近年の彼の作品のなかでも圧倒的にキレてる感じ。

ボーカルをとったKane Brown (ケーン・ブラウン)の声も、これ以上ないほどデジタルサウンドにマッチしてる。さすが、次世代カントリーのホープ

その一方で、カントリーならではの無骨さも存分に表現していて、この曲に独特な渋味をもたせているのがいいですね。

下半期ヒットチャートではダントツに存在感のあったナンバーでした。

 

2、Naomi Scott ナオミ・スコット… Speechless

 

 

上半期でしょ…というお叱りはごもっとも。単にわたしの鑑賞が遅れただけです。

劇場でのナオミ・スコットの歌唱は一発録りだったようで、その気迫も素晴らしかったし、すすり泣きしている女性もいて、うっかりわたしも涙がにじむほど感情かきむしられました。熱いぜアラジン……。

アラン・メンケンの手腕には舌を巻くしかない。

原作から約20年の時を経た有名すぎる作品に、その世界観を壊すことなく「実写化」に沿った挿入曲を追加するなんて…!

しかもオリジナルを凌駕するほどの良曲。この方の放つメロディーパワーは永久に色あせないんだろうなぁ…。

 

3、The Pussycat Dolls ザ・プッシー・キャット・ドールズ… Buttons ft. Snoop Dogg

 

 

これは本当にたまたまなんだけど、今年の春頃から2000年代初期のヒップホップやR&Bをめちゃんこ聞くようになっていて、やっぱPCDs(プッシー・キャット・ドールズ)はスゲーわ…と再認識していたところだったのです。

 

そしたらね、再結成ですからね。

やられましたよ、完全に。

 


The Pussycat Dolls REUNITE and perform new song 'React'! | Final | X Factor: Celebrity

 

今年カムバしたグループはたくさんいたけれど、年末のバタバタのなか見た彼女たちのは復活はやばかった…。

バーレスク一座で磨き上げた、最高レベルのセクシーなパフォーマンススキルは当時のまま。

むしろ年を重ねた妖艶さからくる余裕と、矛盾するように匂いたつ女性としてのプライドが大爆発。リスペクトしかない、本当に見事なステージでした。わたし、ドンチャからラストまで絶叫しっぱなしだった……

とくにアシュレイ、まじでかわいい…。美しいしダンスも最高…

キンバリーも出産後だなんて信じられないし、ニコールの高音への挑戦にも痺れた。

彼女たちの崇高にも思える<セクシーであること>へのストイックさにはもはや脱帽です。素直に感動しました。 

 

4、Televisionテレビジョン … See No Evil 

 

 

今年は Led Zepplin が生誕50周年ということで、久しぶりにそれ関連にお金を貢ぎ、その流れで自然とオールドミュージックも聞きなおした年になりました。

とくにテレビジョンのこのナンバーはコンディション的にマッチしたのか、結果ツェッペリンより聞きまくってしまった。

リチャード・ロイドの、目立たずともキラッキラのギターリフが昔から好き。

イントロの沈みこむようなサウンドも、今ではなかなかお見かけすることもなくなったので、ものすごく聞き心地いい。

やっぱりトム・ヴァーレインみたいな爆発的な才能よりも、チラチラと奥ゆかしく光る才能がわたしは好みなんだな…

ところでストロークスのカムバックはいつですか……。

 

5、Pentatonix ペンタトニックス … Pretender

 

 

定期的に日本人の心をくすぐりにやってくるペンタトニックス。

そうわかっていたつもりなのに見事彼らの術中にはまり、クリスマスシーズンめがけてヘビロテ。

ただ「日本語で歌って発音も完璧」ってだけじゃなく、ちゃんと日本人のわたしたちに馴染みのあるアレンジにしてしまうことが、彼らのアカペラグループのプライドだと思う。

最近じゃ<アカペラの魔術師>と言ってしまいたくなるほどオリジナルとアレンジのバランスが絶妙で、彼らが新しい曲を創ってしまったように聞こえるのも楽しい。

今まではカースティンの発音が注目されがちだったけど、今回はスコットの勢いがすごいよね。

何でも歌えるっていうのは、何にでも魂入れられるってこと……。 

 

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6、Mor Karbasi モル・カルバシ…Tres Morillas

 

 

スペイン語圏のユダヤ音楽、セファルディーを歌うMor Karbasi(モル・カルバシ)。

現代的解釈のピアノ伴奏をバックに、モルの情熱的且つヒーリング的な歌唱が贅沢な一曲です。

互いの波のような緩急あるやりとりに酔いしれながらじっくりと聞いていると、あっというまに時間がたってしまいます。

わたしはヘビロテで小一時間聞き続けていたので、何十回とリピート再生していたのだと思います。中毒性もあり癒し効果もあるという不思議な魅力をもつナンバー。

中世ラテン語を駆使しながら情熱的に歌うモルの姿は、まるでその時代からタイムスリップしてきたかのように美しいのです。

 

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、Niall Horan ナイル・ホーラン… Nice To Meet Ya

 

 

え``っ…ちょっと見ない間にこんなイイ感じの男になってたなんて…

これだからアイルランド紳士はこわい。

あんま踊らないナイルのご機嫌ダンスが見られるから、MVじゃなくこっちのがお気にいり。

1Dメンバーがこぞって新曲を(だいたい)同時期に発表したこともあり、ファンはざわついているようですが、すぐの再結成はないみたい。ただ「すぐ」はないってのがミソで、いずれ再結成はするな…というのが個人的な見方。

どちらにしても彼ら5人が再結成したらまじで死角なしだ。

各ソロ活動がこれだけしっかりディープにできているのが凄いし、未だにファンがあちらこちらに生息しているのも脅威レベルで凄い。(褒めてます)

なかでもソロ活動にしっかり信念を置いていたように見えるナイル・ホーラン。彼の1Dへの還元物が今から楽しみで仕方ないです。

 

8、Ania Dabrowska アーニャ・ダブロフスカ ft. GrubSon - 1800 Gramow

 

 

 

ポーランドの音楽シーンって、独特にしてめちゃくちゃ熱い。

スラヴ語圏特有の土っぽくて隙間のある余韻もいいし、欧州的な素朴さ、そしてポーランド映画のようなリアルとファンタジーのさじ加減も抜群に心地いい。

まるで何ともいえない旨味のある珈琲みたいなんだよな~。

 

アーニャ・ダブロフスカはポーランドのポップシンガー。

ポーランドの音楽賞でもノミネート常連の稀代のシンガーソングライターでもあります。2002年デビュー、4枚のアルバムがポーランドヒットチャートランク1位になっています。

ポップス以外にも、確かな歌唱力でクラシカルな映画音楽のカバーなども歌っていたりと多才です。

 

9、ALI …Wild Side ALI アニメ「BEASTARS」オープニングテーマ

 

 

最近のアニソンめちゃくちゃ優秀よね…。っていうかファンタジーデストピアが舞台であればダークでもノーマルでもお洒落なの増えたと思う。

ルパン好きだし、ファンク好きだし、多国籍バンド好きだし、この曲に堕ちない理由がない。

本格的なサウンドはもとより、ちょっと湿り気のきいた日本語のイントネーションが小気味よくていい感じです。ほかの曲も聞いたけど、全部レベル高かった。いつかライブに行ってみたいなぁ。

このオープニング映像もむしろ音楽に寄せているので、制作陣のアンテナすごく高いと思いました。

まだデビューしたてらしいので今後が楽しみなバンドです!

 

10、Kristin Chenoweth クリスティン・チェノウェス… You Don't Own Me (Lyric Video) ft. Ariana Grande

 

 

 

アリアナとクリスティン・チェノウェスのカバー曲。

まるでデビューアルバムを彷彿とさせるようなアリアナの伸びやかなハイトーンボイスや、高低差をものともせずウィスパーボイスで世界観を創りあげてしまう表現力。

彼女はこういうスタイルからスタートしたんだよなぁ…なんて一人感慨深く思ってしまい、何度も繰り返し聞いていました。

今の音楽性のアリも好きだけど、たまにはバラードに愛された天使のごとく、こんな曲もこっそり歌ってくれると嬉しいな~と思うのです。

 

まとめ

2019年も楽しい音楽ライフでした。

ヒットチャートではビリー・アイリッシュやリルナスXの台頭、ジョナス・ブラザースの復帰に、リゾという次世代女性ラッパーの誕生など、なかなか目まぐるしく、且つどっしりとした印象の一年でした。

個人的にはRoad Tripに沼堕ちし、ラップに目覚め、カミラ・カベラのかわいさに今さらビビるいう、いろんなおニューも体験できたし。

ウェストライフ・そしてプッシーキャットドールズの再結成が期待以上だったこと、1Dのメンバーがみんなジリジリとパワーを充電しまくっていてそろそろモンスター化しそうなこと、RTに早く来日してほしいこと、それを言ったらなぜアギレラはワールドツアーで日本へこないのかなど……

気になること追いかけたいこと掘り下げたいこと、た~くさんあって、今後も充実した音楽ブログ生活を送れそうです(笑)

 

古今東西、世界はまじで素敵な音楽に溢れてる。

そんな当たり前のことをしみじみと再認識させてくれたこのブログ自体にも感謝。

そして、こんな拙いブログを見てくださった方にも感謝です。

来年もレッツおブログ!

それでは皆さん、よいお年を~~~!!